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くだるコンテンツとは何か

最近SNS規制のニュースを目にすることがある。
ブラジルではTwitterがサービスを停止し、オーストラリアでは子供のSNSを禁止する法案が出されたらしい。

確かにSNSにはメリットデメリットがあるし、それを天秤にかける時期なのかもしれない。

しかしそれらのニュースを見て私が思うことは違う。
「うちの子は大丈夫なのか?」って思いが、真っ先にきてしまう。
特に娘(小5)だ。息子(中2)はさほどSNSを触ってないが、娘はかなり触っているようだ。

恐る恐る彼女に買い与えたiPadをチェックしてみた。

すると娘は

息子の元カノのTikTokにコメントをしていたのだ

内容はいたって平凡なもので、別に本人を特定するものでもない。
「かわいいね〜」みたいな、何も言ってないに等しいコメントだ。

もちろん向こうも、分かれた彼氏の妹だなんて気付いてないだろう。
「ありがと〜」みたいな、これまた何も言ってないに等しいコメントを返していた。

これに対して親として何と言うべきか考えた。
しかし別に問題ないと言えばないし、放っておいてるのが現状だ。

私から子供へのSNS規制は、今のところない。

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SNSに関しては問題ないが、実は「テレビを見るな」とはよく言っている。
我が家はテレビを見る習慣がないのだが、たまに妻が地上波のワイドショーを見てることがあるのだ。
するとその場にいる子供も見るのだが、これが信じられないくらいくだらない。

芸能人の不倫がどうしたとか、政治家のどうでもいい話を延々と垂れ流している。
こんなもん害悪でしかないと思い、つい「テレビを見るな」と言ってしまうのだ。

「こんなくだらんコンテンツを見るな。見るならNHKを見なさい」
などと、自分の親が言ったようなことを言ってしまう。

民放は目先の数字ほしさに、本当にくだらないことを放送する。
もっとプライドを持って仕事をしてほしい。その放送に意義はあるのか、という話だ。

意義がない繋がりで言えば、最近のYouTubeもひどい。
これまた目先の視聴回数や収益欲しさに、ひどい手口が横行している。
個人的に目につくのはネガティブなサムネであったり内容だ。

人間ポジティブな内容ではなく、ネガティブな内容に食いつく習性があるらしい。
それらを利用した、ワイドショーとドブの水を足して2で割ったようなコンテンツばかりあるように思う。

「くだらんYouTube」でなく「くだるYouTube」が何かは分からないが、少しでもくだるものを見てほしい。

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上記に関することを、先日ボケーっと考えていた。
正確には日高屋でフライドポテトを食べながら考えていたのだが、そこで1つの考えが降りてきた。

目先の数字ほしさにくだらんコンテンツを作ってるのは自分も同じじゃないか

という考えだ。

私も目先のDL、ひいては収益欲しさにアプリを作る。
何なら「作りたいから作った」ではなく「稼げそうだから作った」ことの方が多い。

SNS、テレビ、YouTube。これらと比べたとき、私のコンテンツはくだっているのだろうか。同じようにくだらないのではないだろうか。
そんなことを自問自答した。

「くだらない」と言ってしまったら、アプリを使ってくださってる方々に申し訳ない。
しかしそれはYouTubeであっても同じだ。チャンネル登録して楽しんでる人がいるだろう。

これらの線引きは曖昧だ。0か1かの問題ではない。
しかし私も同じようなものだなと思ったのは確かだ。

自分の作るものが「くだらない」のか、それとも「くだる」のか。
今のところよく分からないが、少しでもくだるように頑張りたい。

そう思いながら日高屋をあとにした。

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