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相手の関心に関心を向ける大切さ

どーも、ゲッティです!
今回は平本式の「現場変革リーダー養成コース(以下:現変)」での学び・気づきをアウトプットします。
自分の学びの振り返りですが、人の話を聞くことが苦手な方、自分が話すことばかりに集中してしまう方にもなにか気づきがあれば嬉しいです(^^)/
よろしかったら読んでください。

自分の話の聞き方

今まで僕がどのように人の話を聞いたり、人の話を掘り下げていたか振り返ろうと思います。

自分との共通点を無理やり引き出す

大学のサークルでセミナーや学習会のファシリテーターをやることが多かったのですが、初対面の人たちの緊張をいかにほぐすか、いかに打ち解けてもらうかを考えていました。ウェーイってやっときゃなんとかなるだろと思いながらも、グループメンバー同士で打ち解ける「共通点を導き出せば、なんとかなる」と思い込んでいました。

出身や趣味、高校時代の部活などなど…。大学入学したら幾度となく聞かれるであろうこの質問を駆使してなんとか共通点を探してました。

僕「出身どこ?」
相手「○○です。」
僕「△△いったことある!」/「■■有名だよね。地元民もよく良くの?」

僕「高校の時部活何やってた?」
相手「○○です。」
僕「お!一緒だね!」/「○○だと××有名だよね?知ってる?」

今思い出しながら書いてますけど、相手のことよりも、自分が話しやすいことに重きを置いていますね…。お恥ずかしい限りです。さらにひどいのは趣味の話ですね。

僕「趣味何かあるの?」
相手「サッカーです!」
(サッカー!?野球だったら何とかなったけどあんま知らん…。とりあえずウイイレかFIFAどっち派か聞いてゲームの話題にすり替えるか。ポケモンとかモンハンやってたら話題つながるし…)
僕「サッカーか!この前友達の家でウイイレやったんだけど、君はウイイレ派?FIFA派?」

僕「最近ハマってることある?」
相手「ギターです!」
(楽器きたー!!リコーダーとピアニカしかできん!!音楽は聞くからとりあえずバンドとかアーティストの話に切り替えて、みんなの好きなアーティスト話させとけば盛り上がるかな)
僕「カッコいいね!好きなアーティストとかバンドの影響で始めたの?だとしたら誰?」

バンバン誘導尋問してましたね。相手のこと何も考えていませんね。
反省しております…。これで就活の時に「主体性を発揮してチームの雰囲気をよくした」みたいな話してましたからね笑
ただ、これでも「コミュニケーション能力がある」と言われて内定もらった企業も複数ありますから、色々と知ったうえで振り返ると…なんか悲しくなりますね…。

自分の判断基準で優劣をつける

要は、「自分が持ってる話より面白かったり、学びにつながる話なら聞き手に徹する。そうでなければ、自分が話した方が場が盛り上がる、相手の学びになって役に立つ」という考えでした。

友人「昨日山登って頂上でコーヒードリップして友達と飲んだんだよねー」
(めちゃくちゃエモくて面白そう!俺もやってみたいなー)
僕「面白そう!どんな感じだったん?」

先輩「このYouTubeのチャンネルで積み立てNISAとかふるさと納税の話しててさー」
(あー、お金の話大切だな。興味あるわ!聞きたい!)
僕「学びたいと思ってたんですよねー!どんなチャンネルですか?」

自分が面白い、為になると思えばこんな感じで話聞いてました。
逆の場合は最悪ですね。

僕「夏休みなんかおもろいことあった?」
後輩「帰省して久々に友人とあってゲームしました!」
(え、それだけ?何か聞いても盛り上がらなそうだな…。俺も帰省したけど、久々に母校尋ねたら担任がテニスやってないのにテニス肘になってた話の方が面白いからその話するか)
僕「帰省したんだね!俺も帰省して友人と母校尋ねたらさー…」

よくよく振り返ってみるとそうだったなと。とんでもなく傲慢ですね。
社会人になってからは、自分ばかり話さず人の話を聞く練習をしようと思ってましたが…

僕「最近休みの日何してるの?」
同僚「この前○○したんだよね!」
僕「へー!いいじゃん!」
同僚「面白かったわ!」

(え…終わり…。どうしよ…。気まず…。俺の話するか)

僕「俺はこの前さー△△で××してさー!」
同僚「面白そう!」
僕「こういうことがあって~。それで~…」

結局自分の話してるじゃーん!そんなことばかりでしたね…。
他にも話題を掘り下げる技術がないから、次から次へと質問を投げかけまくることもしてました…。

原因は承認欲求

結局のところ、人の話を聞くと言っておきながら、自分の判断基準で質問を投げかけたり、優劣をつけてしまったのは承認欲求でしょう。

「こんなにたくさん話の引き出し持ってる自分」
「友人と多くのリア充な経験してる自分」
「場を頑張って盛り上げようとしている自分」

自信が持てないから、人に認めてもらいたかったんでしょう。「自分の話を聞いてもらいたい」そういう無意識の部分がにじみ出ていたんでしょう。ナルシストでしたね。人は誰しもナルシストな時期がありますが、基本的には子どものころに周りの人から関心をもらえてそうではなくなっていきます。僕は親に特定の時しか関心を持ってくれなかったと感じているので、それを埋めようとしていたんだと思います。

あとは「知らないから教えて」という勇気がなかったですね。知識がある・勉強ができるということがアイデンティティでしたから、「こんなことも知らないんだ」と思われたくないから、「自分の知っている話題」にすり替えることで傷つくことから逃げてましたね。

自分の無意識の承認欲求に気づいてからは、本当に気が楽になりました。「別に知らなくったって仕方ないわ。普通に面白そうだから聞いてみよう」「この人どんなことに興味あるんだろう?聞いてみよう」そう思っているさなか、この平本式と出会って、さらに聞き方の幅が広がりました。

相手の関心に関心を向ける

この「相手の関心に関心を向ける」聞き方をワークを通じて練習しましたが、相手の感情がどんな時に動いたのか、その出来事の中で何を大切にしているかが自然と聞けました。自分の感情を抜きにして白紙で聞くことが大切ですが、「知らないと言えない」とか「自分は興味ないけど頑張って話を合わせなきゃいけない」とか考えなくていいんで、めちゃくちゃ楽です!

楽どころか、今まで自分に関心を持ってもらうために人の話を聞いていた自分にとっては、日常の出来事の中で、人の心がこんなにも動いているのか、相手がどんなことに喜びを感じていたのか等がわかって本当に面白いです。

昔の職場の先輩や、高校・大学の友達を相手にしてみようと思い何人かに付き合ってもらいました。

青春を共にした友達から最近あった嬉しかったこと、喜んだこと、頑張ったことに関心を向けて聞いていくと、ものすごい発見がありました。
学校行事やサークルのイベント等、同じ楽しかった思い出を共有していて、みんなで楽しさや達成感等感情まで共有していたから分かり合える仲間だと思っていました。
ただ、その感情の背景が全然違うんです!

「人が経験しないことをしたい」
「周りに後れをとらずに足並みそろえていきたい」
「共に成長していきたい」
「人の喜んでいる姿を見るのが好き」
「誰かの役に立ちたい」
「日常の中のリラックスできる空間が好き」
「自分らしさを発揮したい」

同じ出来事を共有していたはずなのに、こんなにも様々な価値観があることに驚きました!

「だから君はあの時リーダーシップを発揮したのか!」
「あの時の失敗が今の君の考えのもとになっているんだ!」
「後輩の面倒見がよかったのはそういうことだったのか!」

気が付くことがめちゃくちゃありました。友人たちの言動や選択の裏にはこんなにも様々な価値観があって、日々過ごしていたんだなと。同じような行動をしていたからといって、考え方がこんなにもちがうんだなと。
頭では「自分と他人は違う」ということはわかっていましたが、ようやく心で理解できたと思います。

大きな出来事でなくても、相手がどんなことに感情が動いたのか、それは何故なのかを「それで?」、「具体的には?」と深堀していくだけで、こんなにも面白くなるのか!今話を聞いている相手には、自分がそうであるように、こんなにも歴史があるのか!

友人達を見る目がいい意味で変わったというか、解像度が上がって見える感覚がありました。ファミコンのドット絵くらいの粗さでしか見えていなかったものが、switchくらいの画質になって細かい部分まで見えるようになった感じです。

「ああ、今まで自分は全然人に関心を持ってこなかったんだなぁ」

本気で思いました。後悔しても遅いですが、これからの人生で出会う人たちに関心を持てるようになったこと、皆それぞれ大切にしているものを持って生きていることを心で理解できるようになったことを思えば安いもんです笑

練習の副産物

同級生相手に何人か練習をお願いして面白いことが起きました。

僕「練習に付き合ってくれてありがとねー。今度は○○とやるんだよね。」
友人「○○!懐かしー!よろしく言っといてくれよ!」
僕「オッケー。そういやこの前◎◎ともやったんだよね!」
友人「◎◎!あいつ最近何してんの?」
僕「~~で~~して楽しくやってるみたいよ!」
友人「マジか!」
僕「また色々学んだら練習に付き合ってもらうかもしれんからよろしく!」
友人「全然付き合うよ!またみんなの近況聞かせてよー!」

毎年同窓会で集まってましたが、コロナで会う機会はほとんどなく…。一瞬落ち着いた年末に集まってましたが、人数は少なく、一部の近況しか聞けず。そんな状況の中、僕が様々な同級生と練習をしていくことで、僕を介した同級生の近況報告会が始まってとても楽しいし、嬉しく思います。

自分のために始めた練習ですが、何故かみんなも自分の気づかなかった価値観や友人の近況を知れたことで喜んでくれる。なんか嬉しいですね(^^♪

終わりに

人の興味関心を白紙で聞くことがこんなにも面白いことだとは思いませんでした。まだまだ未熟ですけど、知識もつけて、たくさん練習することで、より相手の価値観に触れる機会を増やしていきたいですし、何より相手のことをもっと知りたいと思うようになりました!

今まで出会ってきた先輩や後輩、会社の同僚なんかにも何を大切にしているのか聞いてみたいと思います(^^)/

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