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門前からの「仕掛け出し」が苦手な人へ贈る【鳴く?鳴かない??】基準解説&厳選6問


今回は、「1副露目をするかしないか」悩みがちな方へ、私が使っている便利な基準をお伝えします。

あらかじめ言っておくと、この戦術はオリジナルです。そして、麻雀AI「NAGA」のメジャーなタイプ「ニシキ」の推奨とあまり一致しません。ニシキと比べると「鳴かない」寄りの基準となります。

ただ、それでも私はこの方がいい、と強く思っています。

なぜかと言うと、ニシキは「手が進むならほぼなんでも鳴く」からです。その瞬間に一手進むメリットを見て、鳴くのを推奨してきますが、そのあとのことは保障してくれません。

手格好が悪いのに鳴き始めると、自身がテンパイする前に他家からリーチをかけられて、手詰まり状態から痛恨の一撃を食らうことが往々にしてあるわけです。なるべくならそれは避けたいですよね。

将来のことを見据えつつ、いわゆる「副露後放銃率」をべらぼうに高くしないように、気をつけたいところです。

話は全然変わりますが、私のド短期、王座の間副露後放銃率(基準を生み出す前のも含みます)は、


参考ではなく最早ただのドヤですね

こんな感じです。

ちなみに、ラス回避ルールでもMリーグルールでも、王座の間ルールでも、基準はそのまま使えると考えています(フリールールで赤に5000点以上のラッキーポイントがついている際は、この基準より鳴き寄りにするのがいいでしょう)。

もちろん、点数状況や巡目、他家の河によってアレンジは必要ですが、考えのもととなる「スタートライン」が明確になるメリットは大きいですね。

かといって、逆に何も仕掛けないのはよくありませんよね。

NAGA5タイプでも門前の「ヒバカリ」タイプがあるのですが、まぁ鳴きません。七対子に重きを置いているのもあるのですが、俗に言う「遠い仕掛け」はまず否定されてしまいます。

ただ、遠かろうとも、アガリまでスムーズにたどり着ける見込みがある手は鳴いた方がいいですよね。そのあたりの「手の速度感」を基準に取り込んでもいます。

私が提唱するのは、ニシキのヒバカリのちょうど「中間」くらいの基準であり、戦術です。そのあたりをバランス良く、かつ実戦で迷わないように「具体的」に盛り込んでいます。

人間で言うと、「副露が多い人」よりは鳴かないし、「超メンゼン派」よりは鳴くといった感じです。ほどよいバランスに落ち着くことの出来るかと思います。

「こうすれば正解!」というものではないですが、「これをラインとして、大きく外れている鳴き判断を是正する」という使い方をしていただけたらと思います。

ラス回避ルールやMリーグルールを打っていて、鳴きが苦手で門前から鳴くかどうかをいつも悩んでいる人や、どうも腰が軽くて仕掛け倒れてしまうことが多く「鳴きすぎかな」と不安に思っている人は、ぜひ読んでいってくださいね。

副露全体については、下のnoteもぜひご覧ください。

では、何切るに行ってみましょう。

何切る一覧

※基準自体はあらゆるルールで使えますが、何切るはラス回避ルールの実戦譜なので、ラス回避ルールでお考えください。

白を鳴きますか?

 

対面3sチー打1s、発ポン打東

7pを鳴きますか?


上家2pチー打2s

8mを鳴きますか?


4mを鳴きますか?


発を鳴きますか?


発を鳴きますか? 


基準解説


では、仕掛けるときの基準を説明しますね。

実にシンプルです。

だから、基準さえインプットしてしまえば、何切る6問もスムーズに判断することが出来るわけですね。

ポイントとしては、

POINT

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