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その常識…あってますか?


リーチしますか?

親の安めピンフドラドラのリーチ判断

今回のテーマを考える上で、大事なことは2つあります。

まず1つは、頻出の重要ポイントをしっかり押さえること。

そして、もう1つは「逆転する可能性がある、他の要素を的確にとらえること」です。

大事なのは、もちろん前者です。覚えておくと重宝しますし、かなり「強い要素」なのでそうそう逆転はされません。

しかし、強い基準にあぐらを書いて、思考停止して勝てるほど麻雀は甘くありません

いくら「使い勝手のいい基準」でも、いくつかの要素が積み重なることでひっくり返ることはあります。

暗記すべき、お役立ち戦術を覆すほどの要素が当該場面にあるのかどうか、具体的な盤面を見ながら考えていきましょう。

①リーチしますか?

手を見ていただくと、安めが9sでピンフ赤赤の5800は6100の出アガリ。高め6sはタンピン赤赤ドラの12000は12300の出アガリとなる牌姿です。

まず、絶対に覚えておいて欲しいポイントとしては、

「ピンフドラ2は基本的にリーチ優位」

というものです。これはよほどのことがない限り覆りません。リーチをすると、子は3900→7700、親は5800→11600と出アガリ打点が倍になります。上がる打点の大きさを考えると、これは大きなメリットですよね。

もう一度同じような手を作ってアガるのは大変です。ならばここでリーチをして、出アガリの打点を倍にした方が楽だという考え方も出来るでしょう。また、ツモアガリのときに一発や裏と合わさると、ハネマンまで望めるのもありますよね。

ピンフのテンパイをしてアガリが目前にあるのですから、加点チャンスを最大限に活かす積極策がいいわけですね。ピンフドラ1も基本的には同様にリーチ優位だと考えましょう。

(※ここでお話ししたピンフの待ちについては「単純な8枚受けリャンメン」でお考えください。)

さて、


①の手は高め6sで出アガリをするとダマでも親満ですが、出やすいのは9sの方。リーチをかけておけば、9sが出た場合にも11900点からのアガリとなります。

今申し上げたように打点上昇のメリットは非常に大きなものです。このリーチのメリットを「ダマにするメリット」が上回ることはめったにありません。だから、高め安めこそありますが、こういった手は基本的にリーチとなるわけです。

では、この場面ではどうなるのかというと、

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