公立中高一貫校受験について 5_適性検査について感じたこと

適性検査には国語的な適性1と理科算数的な適性2があります。うちの子が行っている学校はネーミングからして適性2の対策が重要な感じですが、実際の受験を体験して今は次のように感じています。
①大事なのは読解力。
 適性1では当然必要となりますが、適性2でもかなり重要な要素になります。なぜならばこの学校の問題は長く、その中に様々なヒントを散りばめてあるため、そこから読み解くことが重要だからです。極端に言えば問題文中に解法が書いてあるとも言えます。したがって、スピーディーに問題を読んで理解できるようになることが大事です。
②勝負は適性1になる。
 うちの子の特徴としては、塾の模試では適性1はある程度安定した得点をとっていましたが、適性2の得点は全く安定せず乱高下をしていました。塾の中でできる子は、適性2も常にいい点を取っているので、めちゃくちゃ不安でしたが、ある時期に次のように考えるようにしました。適性2で常時いい点を取る子は天上人、合格するためには天上人になる必要はない、確実に取れるところをキッチリ抑えることが重要。このように考え、特別なひらめきを必要としない適性1の勉強を丁寧に子供と行いました。
あと、適性1の作文には一発アウトとなるワナがあるので、それにハマらないように子供にかなり厳しく指導を行いました。そのワナとは、文字数や作文中で使用するよう指定されている単語・フレーズの使用などの条件です。これらが満たされなかった場合は、作文は0点となると考えておいた方がいいです。実際に公中検のテストでは2回くらい作文0点にされてました。勝手な推測ですが、条件を満たした状態から減点して採点しているのではないでしょうか?
※適性1ばかり勉強しろということではありません。問題の構成上、どうしても適正2に偏るので、意識的に適性1にも取り組むようにする程度で良いと思います。作文については、何度も書かせるといいと思います。書く度にどんどんいい文章になってきますよ。
③適性2では皆が出来そうな問題を確実に取る。
 うちの子の適性2の点数は35点でした。ビックリするくらいの簡単な計算ミスで15点、少し複雑な計算のミスで5点落としていましたが、皆が苦戦した問題(15点)を一つできていたので計算ミスがリカバリーできたようです。逆に言えば、計算ミスさえしなければ難しい問題ができなくても良かったということです。時間がない中、計算ミスを減らすことは大変ですが、確認しやすいように計算するクセや感覚的に考えてあり得ない答えになった場合に気付けるような訓練をすることは効果があるのではないかと思います。
④適性1では文章をできる限り引用する。
 おそらく作文は減点方式なので、素晴らしい文章を書くのではなくミスのない文章が重要です。そのため、ミスが発生しにくいように子供にはできる限り元々の文章を引用するように指導しました。その結果、解答も早くできるようになり点数も安定しました。
実際、公中検の解答例も上手に元々の文章を引用していました。
⑤ミスをなくすことが大事
繰り返しになりますが、ミスをなくすことが合格への近道だと思います。上に述べた通り、天上人は1、2割であとはドングリの背比べだと思います。また、ライバルも当然小学6年生ですのでミスは連発してるはずです、その中でミスをしないことは、何よりも合格への近道だと思います。
また、模試結果が返ってきた時は、間違えた問題の正答率を確認し、みんなが出来ている問題は徹底的にできるよう指導していました。逆に正答率が低い問題については、難しくて説明も出来ないので「天上人しか解けん」と言ってパスしていました。

以上、駄文ですが、適性検査について感じたことです。意味がわからないなど詳しく知りたい場合にはコメントください。

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