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じゃがたるお春

あ〜かい花なら、曼珠沙華
オランダ屋敷に雨が降う〜る
お彼岸の頃に咲くこの花を見るたびに、この唄が出てくる、じゃがたるお春は、売られて行って、オランダの植民地だったジャワに連れられ、遠いふるさとを思ったのだろうか
彼岸花は、血の色の様に赤い、よく田んぼの畔みちや土手に生えていた、あの根には、毒があるから触ってはならないと言われたものだ
どうも大飢饉の時には、根を晒して、毒を抜いて食べるらしいと聞いた事がある、だから田んぼの周りに植えてあるとか
そう言えば、お城の壁には、芋のずいきが練りこんであって、籠城の時の最後の食べ物だとか
稲刈のあと、一角を残したり、落穂はわざと拾わずに、村の食べられ無い人のために取っておくとも聞いた事がある
彼岸花、見ようによっては、毒々しいとも見えるが、本当の飢饉を助けてくれるので、日頃は、取ってはならないので、縁起の悪いとか言われているのかと思ったりする

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