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仕事のための方法論 その⑤ 価値観による、目的と手段の分別に

さて、五月病対策も済んだと思うので、次にもう少しステップを進めてみよう

眼の前には、多分、ワードで作成された100行足らずのリストがある、人によっては、エクセルが使い良いっていう方もいると思うのだけれど

グループ化も済んだ方もいらっしゃると思うが、全く手つかずの方も多いと思う、学校での授業の合間でこの演習もどきをやってもらいながら、学生を見ていると、そう実行しているのは、3割ってところかな

テーマ別に分類したところで、このテーマからそれをブレークダウンする、その時に、文章にする時に、アクションにする、出来るだけ具体的なアクションにするのだ、そのフィルターを通すとテーマがより具体的、いや変質してくる、特に因果律、因果関係をよく考えてみる必要がある

例えば、安易に「今の会社で出世したい」などというテーマになったとしよう、ブレークダウンは、以下のような手順で行う
①用語の定義から
 会社での出世なんか望んでいないのではないか、むしろ今の業界での起業を考えていたのか、今の会社を目的にしたい訳じゃないのではない、こんな昭和の時代の様に会社そのものが目的じゃないことに、今更気づく
してみると、今の会社を最大限度活用して、今後、社会で役立つスキルを身に着ける、初期投資資金を貯めるとかが真の目的じゃあないか等々と気づくのだ
 当初の問題提起のところで悩んでいた、上司・同僚との人間関係とか、会社の待遇なんてのは、全くどうでも良いことに気づくのだ、これが五月病の克服の第一歩なのだけれど
②テーマの見直し、再定義
 「将来起業するためのスキルのために今の会社を徹底利用」と割り切って考えたとすると、求められるスキルをブレークダウンすることになる
③スキルを身につける
 先人は、とある分野で百人に一人になりなさい、そしてその分野を3つ持ちなさいと教えてくれている
  ・経理
  ・事業アイデア
  ・人脈、人間関係
  ・技術分野
  ・組織化
  ・情報処理能力
  ・資金 等々
 この中で少なくとも3つの分野で百人に一人になってみると、なんと百万人に一人の人材になっているのだ、これら7つ程度の分野の中で3つくらいをこの程度まで仕上げていないと、他人に必要とされる訳は無いだろう
一人では、事業を立ち上げることは、出来ないのは当然だろうがこれくらいの要素は、準備して持っていないと事業化は、困難かも知れない、他人を活用することも含めて
④具体的アクションにブレークダウンする
 ・簿記三級の教科書を図書館で借りて一日2時間勉強する
 ・ホリエモンのYouTubeをみんな聞いて、整理してみる
  そして、発想法を学ぶ、3月もすると、これがいかに無駄か
  ということを気づくかも知れないが、事業化とかを具体的に
  考える一助となるのだ
 ・名刺をいくら交換しても、集めても何にもならないという事
  に気づくかも知れない、そう、他人に役に立てるのであれば
  声がかかるかも知れない、そういえば、コンサルタントの本
  に、プッシュよりもプル戦略なんて書いてあった 等々
⑤予定表に落とし込む、それも全体の40%の稼働時間を占める

違う例にしてみよう、例えば、「小説家になりたい」としたところで同様に考えてみよう
①用語の定義
 流行作家になりたいとか、結果をいくらイメージしても、それは単なる妄想って云うことに気づくと、少なくとも書きたいから書くとか、何か表現しようという衝動が自分にあるのか否かということに行き着くのだろう
 今、何か書いているのか、表現していることはあるのか否か、そして、その書くという行為が本当に楽に書くことが出来るのか、縦書き、いや、横書きしか書いたことない、ストーリーテラーっていうか、何か、もの語りを創りたい、ファンタジー等々
 リアルに考えてみると、残念ながら全く何のスキルも無いなんてことに気づきかねないのだ
②テーマの見直し
 さて、要するに書くことによるサイドビジネスを持ちたいとして
 今は、何だろう、ネット系の食べ物、風景、家族、生活、本、ゲーム、等々のYouTube、投稿なのかも知れない
③ベースとなるスキルを身につける
 まず、その為には、表現能力を身につける、短文でも良いので、文章、キャプション付きの画像・画像編集、いわゆるマンガなど
を身につける必要があるだろう
④具体的ブレークダウン、⑤計画(そう、最大40%くらいか)となるのかも知れない

要するにお金持ちになりたい、少なくともお金に困ることの無いようしたいと思うのであれば、この基本となるのは、この資本主義の世の中でどう生き残るのかが本質だと云うことになるだろう、これについては、次回に素晴らしい本を紹介しよう

ただ、私本人は、この様な事を考え、それなりに実戦してきたので、資本主義の世の中ということであれば、確かに敗者なので、賢い方々は、他山の石としていただきたい

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