仕事のための方法論 その⑨ パーキンソンの法則続き、七色
五月病にもならず、無事に梅雨を迎えられたことと思います、いかがお過ごしでしょうか
パーキンソンさんの本には、あまり他人に教えられないようなことが多数入っておりますし、内容は、やはり読んでいただくとして、この中に意思決定のための人数とか、人の流れの法則とか、汲めども尽きぬ含蓄のある指摘があります
世の中にマジックナンバーっていう教えがあります、七もその一つですよね、そう一週間は、7日、虹は、七色、お亡くなりになると初七日、7X7で49日、7回忌、お祝い事では、お七夜、七五三、等々
この根拠らしきことを養老先生がお書きになっていて、その道では、常識なのだろうけれど、パーキンソンさんも似たような話で人の限界のようなものを教えてくれている
要するに人の海馬は、七つあって、短期メモリとして同時に処理できるらしいのだけど、次々と上書きされているということらしい
この説明は、ノイマンさんは、人の頭を考えて計算機を作ったのかどうか知らないけれど、ちょっとこの話に引っ張られ過ぎている感じがする説明ではある
一見、説得力のある話は、大抵間違いなのだけれど、私たちの脳の処理能力が、いや、少なくとも私の脳の処理能力がプアであることは、事実であるらしい、それは、ちょっと考えるだけで、その前に考えていたことをすっかり忘れているので、残念ながらこの事は、確かなようだ
日月火水木金土、赤橙黄緑青藍紫と教わったのは、要するに人の短期メモリが七つあって、それが脳がほとんど同時処理出来ることを表しているらしいのだ、どうも事実らしい
ご存じのように太陽の光は、白色というか、非常に数多くの波長の成分を含んでいるので、人間側の受け取りが取りあえず、この七つ程度に色を把握しているとのことである、七色は、全くもって人間側の都合なのだ、いや、人間側の限界なのだ
同時処理出来る数が七つ程度であることを知って、この仕事のための方法論の最初のころのグルーピング化を見直してみると、大きく括る時に7つ以内にする必要があることに気づくだろう
いや、虹を見ている主体、本人も数に入れると5色程度が精一杯かも知れないのだ、パッと覚えられる電話番号が7つ程度だったときから、私たちは、ほとんどそのすべての記憶を携帯に依存して、脳による記憶を放棄してしまっていることも傍証になるだろう
頭がおかしくなる場合は、一旦、気になった心配ごとが、6っを超えたときに、いわゆる発散というか、脳内物質の供給が途絶えてしまって、途切れるのだそうだ
その時には、優先度をつけて、高い順に並べて、最初の3っ~4っを並べて、それに取り掛かるが良いのだ、いやそれしか出来ないのだ、最初っから7っも並べない、どうせ増えてくるのだから
だから軍隊の小隊は、5人の部下と衛生兵、その指揮官なのだ、これがひと纏まりである、クリティカルなミッションを持つ軍隊が証明してくれている
だから、部下が6人程度になったら、2〜3のグループを作らないと管理出来ないのだ、マネジメントの基本だ
次は、楽をして稼ぐことについて報告しておこうと思う