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【DIY】つまみ細工でボールブーケを自作

2021/3/31 追記
ツイッター始めました。製作に当たってご不明な点あればお知らせください!

1/7に、再び一都三県に緊急事態宣言が発出されましたね。
前回との温度感の違いはありつつも、年末よりも自宅で過ごす時間が増える人も多いのではないでしょうか。

さて、今回は再びstay homeになりそうなこの時期にぴったりのDIY「つまみ細工」を紹介したいと思います(DIYというよりも手芸の方が近いかもしれませんね)!
では早速、完成品の写真から。じゃん。

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きゃわわわいい…結婚式にも使えそうな真っ白なボールブーケです!上下の赤い組紐とのコントラストが映えています。
今回はこのボールブーケの作り方・必要な材料やコツも含めて紹介したいと思います!

概要は、色は見ていただいた通り、ボールの部分は白一色、上下に赤の紐を使っています。
サイズは球の部分が直径12cm、上部の持ち手が10cm、下部のタッセルが13cmで全長約35cmです。

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使った材料、道具と費用は以下の通り。

<材料>
二越ちりめん(白) 112cm×1m  1270円
 ※ロットが異なると、白の色味が変わるのでまとめて買うのがオススメです
・パール 220円(大小二種類で100均等で買えるもの)
組紐 50cm 50円
タッセル 327円
発泡スチロール球 外径100mm 220円
・針金 15〜20cm(家にあるやつでOK)
<道具>
布を切るための道具
・アイロン、アイロン台、当て布
カッターマットA3サイズ 1474円
ロータリーカッター 1408円
ステンレス定規30cm 968円

布をつまむための道具
ピンセット 1100円(ちゃんとしたものを買うのがオススメ)
・ボンド 110円(100均の速乾タイプでOK)
・ボンドの取り皿(ラップとかでもOK、私は銀のさらの出前を取ったときについてくる醤油皿がちょうど良かったです)
・爪楊枝

アイロンや爪楊枝などを抜いた、材料と道具の合計金額は7147円
カッターやピンセット等ある程度道具が揃っていれば、材料代のみとなるので2087円
つまみ細工のボールブーケを買おうと思うと1万円以上はかかるので、かなり安く作ることができます!!
※ただし,慣れるまではある程度の練習と、そしてかなり時間・根気が必要です。なので1〜2万円払ってプロの作品を購入する価値は十分あります(という教訓を,私は今回得ました)。

では、作り方の紹介です。

(1)発泡スチロール球に針金を通す

今回は直径10cmの発泡スチロール球だったので、針金は15~20cm程の長さに切って、球の中心を通るようにまっすぐ突き刺します。

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(2)発泡スチロール球にちりめんの布を貼る

一度(1)で刺した針金は抜いて、布を貼った後に再度針金を刺します。
球体への布の貼り方は、YouTubeの動画を参考にしました。
(「つまみ細工 ボールブーケ」等で検索すると出てきます…皆様本当に上手です…!)
これで土台が完成です。

(3)花びらを作る

ここからがつまみ細工の本番です!
(3)① 布をカットする
今回は2cm角と2.5cm角の二種類です。
土台の発泡スチロール球は直径10cmなので、細かすぎず、荒すぎずのバランスを見てこのサイズです。

(3)② つまむ
つまみの種類は丸つまみと剣つまみの二種類です。
(上記以外にも、二重つまみや菱つまみなど多種多様なつまみ方がありますが、二つを習得するので精一杯でした)
つまみ細工自体は完全に初心者だったので、本を一冊買ってさらにYouTubeを見ながら自己流で学びました(買ったのは「つまみ細工の花 50デザイン」という本です)。

色々と試してみて自分なりに得たポイントは以下3つです。

・正方形のカットはとにかく正確に
紙と違って布は正確に切るのが本当に難しい…!特につまみ細工は2cm×2cmといった小さなサイズなので、ミリ単位のズレも仕上がりに響きます。そのため、30cm×30cmくらいにカットしたら必ずアイロンがけを行い、一般的なカッターではなく布用のロータリーカッターでカットすべし、です。(初めのうちは、私もつまむ以前にカットの練習から行っていました。)

・ピンセットはケチらない
ピンセットの質がそのまま作品の質になると言っても過言ではありません。
そこらへんに落ちてるピンセットではどう頑張ってもうまくいきません!
また、硬いピンセットだと必要以上の力が必要になって、大量につまんでいると手が痛くなってきます。
先が尖っていて真っ直ぐで軽い力でつまめるピンセットをつまみ細工用に買いましょう。(※私はこちらを使用しました)

・素人はでんぷん糊は使わない
使うべきは速乾タイプのボンド!つまみ細工について調べていると、伝統的な作り方にでんぷん糊を使ったやり方も出てくるかと思います。私もYouTubeで見かけて、せっかくなら伝統的な製法でやってみようとチャレンジしましたが、形にすらできずにあっけなく崩壊しました。
プロを目指す訳でなければ、ボンドが習得しやすく道具揃えやすくてオススメです。

(4)花びらを土台につける

花びらがつまめたら、いよいよ土台に乗せて花を作っていきます!
モチベーションを保つため、私は20個くらい花びらができたら土台につける→乾くのを待つ間に次の花びらを作る、という流れで作業しました。
花の位置は全体のバランスを見つつ調整するのですが、その際まち針で中心をマークしておくと分かりやすいです。
記念すべき一輪目は2.5cm角の剣つまみ40枚(三重)、ダリアをイメージしたお花です!

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このような三重の大きめのお花を3〜5個作ったあとで、その隙間を一重、二重のお花で埋めるように作っていきます。
二輪目は2cm角の丸つまみ42枚(三重)でポンポン菊をイメージしたお花。

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お次は2cm角の剣つまみ50枚(三重)のダリア。
写真上部に見える青いポッチが位置の目印のためのまち針です。

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四輪目は2.5cm角の丸つまみ32枚(三重)のポンポン菊。
三重の大物を4つ作って、ようやく表面積の3分の1が埋まりました。(果てしない作業です…)

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大きめのお花ができたら、二重、一重の小さなお花で隙間を埋めていきます。
布のサイズは2cmと2.5cmの二種類、つまみの種類も丸つまみと剣つまみのみですが、中央のパールのサイズや、お花のデザインを一重/二重と変えながら配置することでバリエーションをつけられます。
下の写真:2cm角の丸つまみ18枚に小パール(中央)、2cm角の丸つまみ6枚に小パール(左下)、2.5cm角の剣つまみ8枚に大パール(左上、下)

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(5)球の上下に紐・タッセルをつける

球の表面が全て埋まって土台が見えなくなったら、ようやく最後の仕上げです!
針金の一方にタッセルを、もう一方に20cm程の紐を輪にして通します。余った針金を2〜3cmにカットし、ペンチなどで先端を折り曲げて根元にボンドを乗せて固定します。

ボンドが乾いたら完成!!!改めて完成品の写真を。

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満足!!!そしてありがたいことに、こんなご時世ではありますが前撮りの小道具として使ってもらいました。
白無垢の和風な雰囲気にマッチしていて、赤いタッセルも差し色になっています!サイズもちょうどいい感じ!

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ちなみに完成までにかかった正味の時間は、平均1時間/日で作業して2ヶ月程度でした。つまみ細工自体の作り方を調べたり、練習用の試作をしたり、デザインを考えたり、材料を買いに行ったり等の時間も含めると制作期間は約3ヶ月間でした。

人件費や完成品のクオリティを加味すると、プロが作ったものを買った方が間違いなくコストに見合っています。ただ、今回はコロナ禍で外出もままならない時期に、Stay  Homeのおともに作ったので満足です!
つまみ細工が全くの初心者でも、3ヶ月でボールブーケを作れると思うとやる気が湧いてきませんか!この記事を読んでもし興味とやる気が湧いてきたら、ぜひ作ってみてください♪

(おまけ)
練習で作ったピアスです。ボールブーケに比べると必要な花びらの枚数も少なく、金具は100均にも売っていて、サクッと作れるので初めての方にもオススメです(みんなに褒めてほしくて友達に配りました)。

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(おまけ2 追記)
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