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【回顧録③】転勤と転勤先でのカルチャーショックの話

4日目です。

本日は滋賀県の大津からくじ運で東京本社に転勤が決まった際と転勤先の話について触れようと思います。

支店・支社展開をしている企業では、地方行脚している営業マンが珍しくありません。

ご多分に漏れず、支店在籍の営業部隊にいる場合、転勤は切って離せないものとなります。宿命です。

特に金融機関は、転勤のスパンが多く、家族がいる場合はいわゆる転勤族となり、家族に多大な苦労を掛けることになります。転勤のスパンは早ければ1年(1年のような早期の場合、なにがしかの事情が考えられますが・・・)~3年程度で転勤をすることとなります。

月末に上司に個室に呼び出されると、大体内示が出されます。そのため、毎月月末は、ドキドキしたものです。(大体多いのは9月とか3月ですが)

私に関しては、新入社員時代を切り抜け5年目と長期で同じ支店におりました。当時では同じ支店に5年いるのは会社でも相当珍しいものであったと思います。
そのため、3年過ぎた以降はいつ内示が出るのか、ドキドキなのか、後半はヤキモキしていました。
後輩社員が次々転勤していく中、取り残されている感は非常に強かったように思います。
どこの地方支店に行くのか、夢に出てくるぐらい考えていました。(考えても無駄なのですが)

そんな最中ついに、月末の相場の引けた後上司に個室に呼び出されました。

「げしくい!ちょっと来い!」(便宜上アカウント名にしています)

特にその時はやらかしてもいなかったので、ようやく転勤かと思いながら、上司の個室に向かいました。

「どこの県の支店に転勤かな」、「東海道新幹線が通っている場所がいいな」なんて思いながら向かいました。



個室に入り、上司の前に腰掛け、
「どこに転勤でしょうか?」
半沢並みのしかめっ面で・・・

無題

(無論、怒られたら消します)


というわけではなく、
ニコニコしながら聞いてみたところ、

「〇〇部に転勤だ」

はてな

「はい?」


通常の支店移動であれば、「○○支店○○課」と言われるところ、〇〇部ときたので、面食らっていた所、

「何やっているところかは俺もわからん」

いや、あんたが知らないものを俺が知ってる訳がないじゃない、とか思いつつ、混乱をしていました。

いま思えば、リテール畑で上まで登った人には縁遠い部署であった為、しょうがなかったのかなぁとは思います。

出身地に戻る本社への移動であったため、混乱しつつも喜んだのを覚えています。
仲の良いお客様からは、「君の出身大学レベルで何故本社に行けるかが全く分からないね」などと言われていました。


全くその通りだと思います。


さて、そんなこんなで東京に舞い戻ることになったのですが、長くなったので簡潔に申し上げますが、

やることがガラッと変わり、転勤先の先輩からは転職したと思えと言われていましたが、
自分の無知からくるカルチャーショックが数多ありました。

「げしくいくん!スケジューラー飛ばしといて!」

はてな


今でこそ、Outlookを支店でも使いますが、当時はビジネスでのメールはほぼ使ったことが
なかったため、意味が分からなかったり

「げしくいくん!このExcelリスト、VLOOKUPで整理と精査しておいて」

はてな


不二家のチョコレートですか?とか思っていたり。



一番間抜けなのは、
とある外国企業の財務状況を調べる指示が出た為、実施し提出しましたが、
上司より「げしくいくん、この資料のエビデンスは?」

エビ


間抜けな顔で「エビデンスって何ですか?」と聞き直してしまいました。
大真面目にエビの一種を想像してしまいました。

挙句、エビデンスの意味が分かったのも束の間、肝心の返答は、

「Wikipediaです!」


・・・・いや大学生か!ということをしていました。
(Wikipediaをどうこう言うつもりは毛頭ありませんので、誤解なきようにお願いいたします。素晴らしいサイトです)

自分の無知を散々、さらした後でさらなる恥の上塗りですが、
「げしくいくん、有報って見たことある?財務調べろって言ったんだから有報見なさいよ」

と言われた時、
頭の中で
「UFOって見たことある?」に変換されていました。

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言い訳をする気もないのですが、有価証券報告書(有報)を見て財務分析して個別銘柄を営業することはほとんどありませんでした。
(当時の金融マンとしての底の浅さが露呈してますね)
(本社経験を経て多少ましになったとは信じています)

そんな、カルチャーショックを多大に受けながら、ついていこうと必死でやっていたことを思い出します。

なんか、横文字文化が横行していて、ベンチャー企業社長の物まねをしている芸人さんみたいな会話が繰り広げられていました。

全く違う文化圏に突入した突入しカルチャーショックを多大に感じていました。

こんな幅の広さが、大手企業は面白い!という締まらない文章で締めさせていただきます。
(相変わらず文末が迷子)

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