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根本を覆す予想外な展開

早速様々な問題が浮上してきた。

長~いインターネット有線発見

遅延。

これは本当に問題だ。

これまで僕がズームを行ってきたのは、そのほとんどが一対一の状況。

確かに、今思えば通信の不具合はそれでもちょこちょこ起こっていた。

しかし、これまでは一対一でお互いが予測しているからこそ「なんか今日は繋がり悪いですね~」くらいで済んでいたので、そこまで問題視することはなかったが、今回はそうはいかない。

相手は子供達であり、大人数だ。

ビジネスとして行うのであれば、仕方がないでは済まされない。

ということでひとまずインターネットをWifiではなく、有線で繋いで試してみることにした。

ネットで探すとたくさん候補が出てくる。

有線でもコードによってクオリティが違うようで、より速度が速くなりそうなものをチョイスしたほうがよさそうだ。

まずは同じ部屋の中を通すコードを購入する為、ネットで検索。

急いでるときはやっぱりAmazonだ。

この部屋の中用コードの長さはそんなにいらなそうだが、それでも部屋の中にごちゃごちゃ邪魔にならないように壁をつたわせて配線する為、念のため15メートルほどの長さのものを買い物カゴに入れた。

そこそこ高いが必要経費だ。

問題はもう一つ。受信側の分だ。

今現在は隣の部屋にひとまず置いているテレビに繋げているが、おそらくあの部屋を実際のレッスンで使うことはなさそうだ。

どうせ購入するのであれば、とりあえず今の部屋ではなく、実際のレッスン部屋まで長さが届くものを購入したいと思った。

そこで、早速野尻さんに相談してみた。

すると、野尻さん曰く、おそらくまだ確定は出来ていないがこの部屋になるであろうという部屋を教えてもらった。

本当に初めに聞いておいてよかったと思った。

なぜなら、その部屋はスタジオ部屋から一番遠い部屋だったからだ。

そういうことであれば、なるべく長いものを用意した方がいいがどのくらいの長さなのかは正確にはわからなかった。

すると野尻さんが、

「おそらくコードは園の外の壁をつたわせる感じで設置することになると思いますので、一度長い紐を持ってそのルートをたどってみましょうか!」

そう言ってくれたので、一緒に長めのビニールひもを持ちスタジオ部屋からレッスン部屋までを歩いてみた。

すると、おそらく45メートルほどになるということが発覚。

余裕を持たせて50メートルの有線が必要だとわかった。

そして、さっそくそちらもネットでオーダー。

これがまた結構高価である。

そして、もう一つ必要なものがある。

スピーカーである。

スタジオ側はイヤホンでよい。

しかし、受信側に十分なボリュームで声が届かないのではどうしようもない。

そしてさらには、受信側の声も多方面から拾ってくれるマイクが内蔵されているものが理想的だった。

相互コミュニケーションが取れなくては成り立たないのだ。

そこで、どんなものがあるのかネットで調べまくった。

この頃はリモートワークが推奨され出したこともあり、様々なオンライン会議用の商品が出回っていた。

その中で、いくつか候補を絞って、その中からマイク付きの会議用スピーカーを選んでみた。

こちらもそれなりの値段だ。

大人数の声を拾ってくれるということでレビューも良かったので購入してみた。

さて、これで何とか解決してくれたらいいのだが。

更なる問題発覚

それからすぐ次の日、商品が手元に届いた。

いつからだろう、翌日に商品が届くのが当たり前になったのは。

このおかげてスピード感を持っていろいろ出来るので本当に便利な世の中である。

ということでその日に早速有線を繋げてもう一度Zoomを繋げてみた。

確かに、基本的な繋がりは改善され、動作はスムーズにいくようになった気もする。

しかし、どうしても音の遅延は改善されなかった。

そして、声だけでなく実際に音楽も共有してみた。

Zoomにはこういった機能がついているので選んだというのも大きな理由だった。

すると、

やばい。

流している音楽と、自分の声、そして動きが完全にバラバラである。

全く遅延が改善されていなかったのだ。

これはレッスンどころではない。

更には、せっかくそこそこな値段を出して買ったマイク付きスピーカーがほとんど機能しなかった。

半径10メートルほどは声が拾えるなんて記載があったのだが、全然小さくて聞こえないし、ノイズも多いので全く使い物にならない。

おそらく商品が悪いわけではなく、やはりZoomもこのスピーカーもあくまでもリモート会議用ということだ。

それらを大規模なエンタメのようなレッスンに使用しようと思っていたことが間違いだったのかもしれない。

これまた大きな誤算だった。

こうなってきたら一体どうすればいいのだ。

音楽を使うことを断念するか?

いやいや、それではそもそも僕のイメージしていることが全く出来ない。

ということは、もしかしてこれはそもそも不可能な話だったのか。

ここにきてそんな恐ろしい不安が頭の中をぐるぐると浮かんできた。

そこで、急にある友人のことを思い出した。

高校生の時にバンドを行っていたときのバンドメンバーの一人、祐輔である。

彼はその後プレイヤーとしてではないが、音響関係の会社を自分で立ち上げ音響のプロとして仕事している。

そんな祐輔なら、何かわかるかもしれない。

そう思って早速祐輔に連絡してみることに。

祐輔に連絡するのは、おそらく7,8年ぶりかもしれない。

何としてでも改善せねば。

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