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館山地下壕バーチャル巡検アプリ開発中!

千葉館山市にある館山海軍航空隊「赤山地下壕跡」は、戦争遺跡として市指定史跡に指定されていますが、ここは素掘りの地下壕となっているため、地層の重なりを観察するには最適な場所です。

ジオトレアカデミーでは、この地下壕の地層の様子を観察できる教材としてVRによるバーチャル巡検教材の開発を行っており、今年度はHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を利用したVRアプリ教材を試作開発に取り組んでいます。
まだ、試作段階のものとなりますが、動作イメージを公開いたしますのでご覧ください。

館山市のホームページにも記されている通り、昨年より赤山地下壕は壁面のモルタルの滑落により見学することができなくなってしまっています。
完成を急ぎたいと思います。

8月18日に行われた日本地学教育学会第78回全国大会(大分大会)では、本教材の試作に基づき「地学教育におけるHMDの活用」という演題で発表を行い、本教材開発の背景や機能の説明のほか、HMDを活用した地学教育における課題と展開について私見を述べさせていただきました。

大分市J:COMホールにて行われた日本地学教育学会第78回全国大会(大分大会)
(スクリーンの映像は赤山地下壕を題材とした別の発表者の方のものです)

また、何人かの方に実際に試作機にて体験していただき、有用なご意見をいただきました。今後、より完成度を高めていければと思っています。

ちなみに、本大会内にて、ジオトレアカデミー顧問の久田健一郎先生が長年の学会への貢献により功労賞を受賞され、授賞式が行われました。
おめでとうございます!

功労賞授賞式の様子(左:川村会長 右:久田先生)

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