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【月間レポート】2023年11月の活動報告


① 常陸野ジオウォーク

つくばエキスポセンター 「おとなのためのサイエンス講座」 2023年10月~12月講座で、ジオトレアカデミー顧問の久田先生による「常陸野ジオウォーク ー風景から学ぶ身近な地学ー(講義と実践)」が行われました。
これは講義1回、実践(野外)3回の計4回の講座となります。

実践編は"江戸発筑波山 160キロジオウォーク "で紹介している13コースのうち、3つのコースを半日程度に気軽に楽しめるようにアレンジしたジオウォーク体験となっています。
せっかくですので、この実践編に同行取材させていただきました。

下総台地:江戸水運の要所・流山 11月3日(金・祝)

猿島台地:谷津の湿地帯・守谷 11月10日(金)

筑波台地:花室川の源流・つくば 11月17日(金)

②山梨県 日本酒テロワール 巡検

先月に引き続き、11月20日(月)・21日(火)に日本酒テロワール巡検で山梨・長野を訪れました。

20日は韮崎市を訪れ、数十万年前の八ヶ岳岩屑なだれで形成された韮崎台地(七里岩)と、台地上の流れ山の上に築かれた 新府城跡を見学しました。
ここで、御坂山地とその背後にある富士の姿を撮影しました。

韮崎市街の先に見える御坂山地と富士
新府城三の丸跡付近から御坂山地・富士を望む
200mm望遠で
長い崖となっている七里岩。火山泥流の堆積物です

21日は、”日本遺産 星降る中部高地の縄文世界”を体感するために、まずは北杜市周辺に向かいます。流れ山に築かれた谷戸城跡やその近くの金生遺跡を訪れ、縄文人も見たであろう八ヶ岳山麓の風景を撮影しました。

フォッサマグナと南アルプスの境界には糸魚川ー静岡構造線が走っている(谷戸城跡にて)


金生遺跡から望む甲斐駒ヶ岳。縄文人も見た景色。

その後、石器の素材として有名な黒曜石の産地を和田峠方面まで向かいました。ビーナスラインが途中積雪で通行止めとなっていたため、和田峠はあきらめ車山経由で星糞峠に向かいました。
途中の霧ケ峰高原では270°の大眺望!東は八ヶ岳から富士・糸魚川ー静岡構造線、南は南アルプス~中央構造線・伊那谷・木曽御岳山、西は乗鞍岳や奥穂高・槍などの北アルプスが一望できました。
霧ヶ峰は何度か訪れたことがありますが、霧で遠望できないことが多いです。このような絶景を眺めることができたのは初めてでした!

八ヶ岳~富士~南アルプス
中央構造線~伊那谷~中央アルプス
北アルプス
奥穂高・槍ヶ岳

霧ヶ峰を後にして星糞峠の「黒曜石体験ミュージアム」に向かいます。
ここから歩いて30分ほどのところに、鉱山跡を展示している「星くそ館」があるということで案内をされましたが、時間も推していたため断念。
この「星くそ館」では、鉱山跡(露天掘りのようですね)を整備してプロジェクションマッピングなどをつかってわかりやすく展示しているようです。
12月から4月までは冬季休業となるとのことですので、機会があれば来春また訪れたいと思います。

黒曜石体験ミュージアム
発掘剥ぎ取り
ここで採った黒曜石は日本各地に流通しました

<月間レポートアーカイブ>

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