ジョージア料理に恋して⑥日本はジョージア料理元年??
ジョージア美食研究家あきです。
ジョージア料理に魅せられてジョージアの食文化を紹介しています。
この冬、国民的牛丼チェーンの松屋が大胆な新商品を出した。
シュクメルリ
な、なに?シュクメルリってなに??
と、ほとんどの日本人が思ったことでしょう。
当初は昨年12月、1週間の期間限定、しかも店舗も限定のひっそりとした販売だった。
(ジョージアの首都はトリビシじゃなくてトビリシですw)
販売開始当日にジョージア大使が自ら松屋へ食べに行きTwitterに投稿したのみならず
SNSはこの松屋の快挙にバズったバズった。
だって日本人の99%が行かない国だよ
国名だって知らない人がたくさんいるのに、そんな国のシュクメルリなんて舌がもつれそうな名前の料理を松屋が期間限定と言えど販売するなんて!
ジョージア、なんか来てる??
でも、私だけでなくジョージアに行ったことがある人間にとって、このシュクメルリこそが実はジョージアを代表するグルメなんじゃないか?と思っていたのですよ。
ヒンカリとハチャプリにばかりスポットが当たるが、私にとってはシュクメルリが大本命。
私がMaiaから教わったレシピは拍子抜けするほどシンプルだった。
スパイスとソルトで下味をつけた若鶏一羽を丸ごと開いてフライパンに押さえ付けながらじっくり焼く。あとは炒めたニンニクに牛乳を加え、塩で味を整えたら出来上がり!
ジョージアにはタバカという料理がある。正確にはタバカは重たい鍋の名前なんだが、タバカに鶏肉をのせて火にかけその上からさらにもう一つのタバカで重石をしながら鶏肉の皮がパリパリになるようじっくり焼く。
タバカ+ニンニクソースがシュクメルリだ。
このソースの部分は様々で、サワークリームと生クリームを組み合わせるレシピ、バター以外の乳製品を使わないレシピもある。
松屋はホワイトソースとたっぷりのとろけるチーズだ。
さあ、どのレシピがいいかはお好み次第。
ほとんどの日本人にとっては縁遠く知られざる美食の国だったジョージアの料理が、連日SNSを賑わせた、今年は日本のジョージア料理元年だ。
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