加害者を増やさないのは親の役割だと思う。【登戸の事件について個人的雑感】
兼業主夫放送作家の杉山ジョージです。
もともと報道に近い場所にいたので、あまりニュースなどについての雑感を書くことはなかったのですが、今回はちょっと親として感じる雑感を書きます。
登戸の事件。
衝撃的でした。
当日に開かれた学校の説明会で保護者たちが現場にいた教頭先生に向かって「非はない」と口を揃えていたことはとても印象的で、学校がやるべきことをやっていたこと、そしてそれを保護者たちも感情論をぶつけることなく冷静にしっかり理解していたことが感じられました。
事件自体はひどいものですが、この点においては学校も保護者も素晴らしいと思います。
自分自身もPTA会長をしたことがあるので、この環境を作ることの難しさは理解できるところです。
確かに、登戸に限らず、無差別殺傷事件の多くは、防ぐことが本当に難しいと思います。
被害者がどんなに注意をしていても、というか、そこまで注意しきれないのが現状です。
親という立場でも、我が子について、もちろんできる限り被害に遭わないようにする前提ですが、どこかで守りきれない部分があることも理解しないといけないのかもしれません。
いきすぎた過保護は自立を邪魔することもあると思いますし。
でも。
「無差別殺傷事件」を減らすという意味では、親が何もできないかというと、そうではないと思っています。
僕ができること。
我が子を加害者にしないこと
だと思います。
加害者が減れば事件は減ります。そして同時に被害者も減ります。
これは説明するまでもありません。
でも、我が子がかわいいからこそ「我が子が被害者にならないこと」こっちを先に考えてしまうんです。その逆で「加害者にならないこと」を考えることってあまりないのではないでしょうか?
自転車で出かける我が子に言う「気をつけなよ」は、「事故に遭わないように」気をつけることを促すもので「事故を起こさないように」気をつけることを促すものではないですよね。
その可能性はゼロじゃないんです。
被害者になる可能性と同じように。
全ての親がそういう思いを持って子育てをしたら、少し世の中の事件が減るような気がしてなりません。なにもこれは凶悪事件だけではなくて、軽微な事件も同じこと。
では、どうしたら加害者にならないのか?
親として教えなければいけないことはヤマほどあると思います。
「絶対にやってはいけないこと」「周囲の気持ちを想像すること」「加害者になる可能性は誰にでもあること」などなど・・・
そして
ちゃんとその話を聞いてもらう関係性を作ることが一番先です。
だからこそ、僕はできる限りの時間と気持ちを割いて我が子と向き合います。
子どもがいるけど子育てにあまり興味が無い人に一度考えてみてもらいたいなーと心から思います。
あくまで個人的な雑感ですが、最後までお付き合いいただきありがとうございます。
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