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【大手塾会社の元管理職が教える】勉強方法について~国語編

私は以前社員150名、生徒数数千名の塾運営会社に勤めており、生徒数、数百名の自分の校舎を運営しながら、自エリア校舎のマネジメントを行い、計4校舎の校舎担当の数値・行動管理を行っておりました。

お客様のメインターゲットは小学生・中学生・高校生がメインであり、中学受験と高校受験生が多くいる塾です。




今回は前回の続きで小中高校生の方に向けて、学校では教えてくれない国語の勉強方法についてお伝えいたします。

国語の重要性について

そもそも国語に勉強方法なんてあるのかな??

そう思った方は、少なからずいらっしゃると思います。


学校での国語の授業の進め方は、学校の教科書内容に沿って、教科書内容を理解していく進め方をしている学校が多いかと思います。では、果たして、その勉強だけで、小学生であればNRTや全国模試に、中学生であれば中3にある、総合テスト、実力テスト、高校生であれば全国模試、大学入試に対応できるのかと言うと、もう御存知の方いらっしゃるかと思いますが、対応できません。

対応できるわけがないのです。そんなことも分かっている中、学校の教育方針は変わりません。これは超重要な問題です。

大学入試でも今年度からセンター試験ではなく、共通テストになり、問題の傾向は変わりました。

より、思考力、判断力、想像力を重視した問題傾向に変わり、一昔前では社会や理科は「暗記科目」と称されていて、今の保護者様は「暗記をすればなんとかなる」と思っていらっしゃるかと思いますが、理科と社会の科目の問題傾向も、より日常生活に準じた、思考力が問われる問題となっており、とてもじゃないですが暗記だけでは対応できません。

社会の問題でも、記述量が大幅に増え、より国語に近い問題に出し方になってきている中、国語の勉強が重視されているのにもかかわらず、学校の教育は変わらないため、国語に対しての重要性を考えていく必要があります。


そこで、私は以前自校舎の塾生に対して、特に国語の授業を担当することが多く、毎年、県内の模試結果で会社の中の全校舎の中でトップ5に入るほどの結果を続けて出していました。県内模試の偏差値を大幅に超えられています。塾生の中にはもともと国語が得意だった方が多いわけではありません。塾生になってから、国語の点数を取れるようになったのです。

そんな私から今重要視されている国語の勉強方法についてお伝えします。

国語の勉強方法について

まず、全単元に共通して言えること。大前提の話です。

インプット(覚える・暗記する)とアウトプット(覚えたことを問題演習で出す)のくり返しをすることで、記憶は脳に定着していきます。人間は必ず、覚えたことを忘れてしまう生き物なので、忘れないようにくり返しくり返し行うことで忘れにくくなるのです。

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