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「そばにいる人だけ」なジャンル

忍び駒の唄三線や 夜半の春


唄三線のサークルは、区の施設が借りられず活動休止中。
家で一人自主練習の日々。
昼間はまだいいが、夜は、忍び駒(消音ウマ)で音を抑え声も自然と小さくなる。
昼でも防音とか特にしてないマンションだから、割と消音ウマはつけっぱなしのことが多い。
そもそも大勢の前で声を張り上げる機会はめったにないから、なんなら子守唄音量な唄三線は、素人のリアルなのでは。

と、声量があるわけじゃないことを逆手に取るアプローチのひらめき?に満足しながら、涙そうそうや娘ジントヨーを歌ってみる。
なんだかいつもよりいい感じな気がする。
がんばって声を出そうとしたり、それでいて周りを気にしたりしなくていいのでストレスがない。

神谷千尋さんが子どもの昼寝の間に、声を落とし気味に(とはいえ伸びやかに)弾き語りで唄うあいみょんの「裸の心」をユーチューブで聴き、そうそう、これこれ、とさっそく耳で音を拾ってみる。

そんな春の夜。



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