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2022年3月


いつもの思い出話とは別で、月末はその月にあったことや思ったことを好き勝手に書いていこうと思います。

今回は
誕生日、読んだ本たち、試合について。

誕生日について

2022年3月9日で26歳になった。試合前ということでいつもと変わらない1日を過ごしました。気づけば誕生日と試合前の追い込み練習がかぶることが多く、かぶったのは今回で4回目でした。

家に帰ると、玄関の前に匿名でプレゼントが届いていました。中身は愛する娘のとんちゃん(猫)用のおやつと、毛玉取り器でした。


誰だ?そのときはまったくわかりませんでした。まず家を知ってる人は限られてるし、そうゆうことをしてくれるのは逸人だなと思ったのですが、そのちょっと前にコーヒーを届けてくれたので違うなと。


手がかりは、プレゼントの近くに置かれていたアコムの利用明細と、家の前で木の枝を並べて表された「ノブ」という文字でした。アコムといえば借金背負い1Kで5人暮らしをしてる、ネクサス参戦中の古賀選手だとすぐにわかりました。「ノブ」はもう説明の必要がないかもしれませんが、無敗で修斗新人王トーナメント参戦中“象の睾丸をもつ男”片山選手です。2人ともありがとう。

読んだ本たちについて

試合前になるといつもより多めに本を読んだりします。
だいたい寝る前に読むことが多いです。

自分は交感神経がはたらきやすく、興奮してる状態が続きやすい体質なので、夜の練習後はジムで練習メモ等を済まし、家ではなるべく考えないようにしてます。

寝る前はスマホも飛行機モードにして、やることもないので本を読んだりします。日本語の本ならジャンル問わず色々読みます。ドキュメンタリー、小説、漫画、哲学書など。自己啓発系はあまり好きじゃないです。絵本とかも読まないですが読み聞かせは誰よりも上手い自信があります。読み聞かせするときが俺にもいつか来るのか?笑

そんなこんなで、3月に読んだ本たちを載せておきます。


試合について

2022年3月21日にダイキ・ライトイヤー選手と戦いました。試合までのコンディションづくりがしっかりでき、結果は判定勝ちでした。試合を通してまた新しい気づきとかがあり、やっぱり試合することが1番強くなれると感じました。今年はたくさん試合したい。まだまだ弱い。

試合をして感じたことを残しておきます。ちょっと堅めなので飛ばしていただいて大丈夫です。

「試合のための練習をする」ということがようやく少しわかった気がした。よく「試合では無意識で体が動くから、練習では無意識で動くまで反復しろ」と言われるのですが、なぜか微妙にしっくりこない部分があると勝手ながら最近まで思ってました。

「試合中無意識で動く」というのは「考えないでできる」ってよりも「“わかる“から“できる“のスピードが極限まで無意識に近いレベルでできる」っていうのが近いのかと思いました。そうできるように練習することが「試合のための練習をする」方法のひとつだと思いました。

なので、
①ちゃんとした型を習う→②頭で言語化してから正しく動く→③頭で言語化する前に動く(間違ったら②に戻って修正)→④フリーなシーン(スパーリング等)で③を実施

という流れで積み重ねようと思いました。

試合中長南さんから教えていただいた動きを出すことができたのですが、上記の方法で試合前に反復練習していました。自分はものを覚えることがかなり苦手なので、今後も教えてもらったこと無駄にしないようにやってみます。


(試合についての余談)
試合前に、セコンドについてくれたギャングスター狩野選手に「試合中俺の動きが硬くなってたら“楽しめ“と言ってくれ。」とお願いをしました。

そして試合開始。試合序盤に放った自分の蹴りで足の骨が折れてしまいました。これは冷静でいたら動けないと思ったので、殺さなきゃ殺されると念じて一気に集中力を上げて臨みました。

そんな中、セコンドのほうから「楽しめ!」と聞こえてきました。「こんな状況で楽しめるわけねーだろ!」と思いながら、セコンドには足のことを言っていなかった(痛くないと自分に思い込ませたかった)ので、100%自爆でした。気になる方はABEMAで観てください。狩ちゃんありがとうね笑

最後に(今後について)

今回の試合で3人目のRIZIN出場ファイター討伐になりました。祖根選手と魚井選手に続き、3人目。

今年は「大衆への反逆」という野望をひとりで、勝手に、かっこつけて抱いています。

オルテガという哲学者は「大衆の反逆」という本を書き、みんながいいと思ってるからいい、みたいなヒトラー支持者などを、「大衆(庶民)」サイドから変わらなきゃダメだと批判しました。

また坂口安吾は「堕落論」の中で、手段と目的を履き違えているやつが多いと批判しました。

「小説なども、面白いということが必要だけどそれは見てもらうための手段であり、本当の目的はその物語に乗せて自分の思ってることを主張することであり表現することである」。ここを履き違えるダサいやつにはなりたくないので、目的忘れず、本物になるためにとにかく強くなってやろうと、実力ファーストでまだまだやんなきゃだめだと、強く思ってます。

ちなみにこの「反逆」っていうのは、自分がサポートしてもらっている「Rebellious behavior」というブランドのコンセプトでもあって、レベリアスファイターにはなるべくしてなったんだと、レベリアスの代表であるまみさんに100回くらい言って暑苦しがられました笑



もっと強くなって、今年は、上にいる強い人や本物か偽物かよくわからない人全部まとめて片っ端から追い詰めていきたいです。早く怪我を治して4月突っ走ります。



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