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ONとOFFの切り分け必要?

皆さん、ONとOFF切り分けってできてます?
そもそも切り替えを意識していますか?

僕の友人(同僚)にこんな人がいました。
彼とは新卒社会人になった時からの同期で、休みの日は一緒にドライブに行ったりする良き友人でもありました。
お互いをニックネームで呼び合うふつうの友人です。
その後僕が転職し、何年かたってから僕が自分の転職先に彼を呼ぶことになりましたので、この時から彼は僕の後輩になったわけです。

僕は今まで通り接していたのですが、彼は仕事中は徹底して僕に敬語で話すようになりました。
呼び方も『さん付け』です。
僕は、気を使う必要はないと、普通でいいと伝えましたが、彼は決して敬語をやめませんでした。
しかし仕事が終わり、帰り道になると途端に『タメ口』になるのです。
彼なりのONとOFFでした。

その後どうなったかと言うと、彼は職場で僕に反論ができなくなりました。
対等な立場で話が出来なくなってしまったのです。
態度では、言いたいことがあるのは明らかなのに「わかりました。そうします。」
元々対等な立場で議論をしてきた友人なので、後輩となった彼なりのプライドの守り方だったのかもしれませんが、そんなプライドなら最初からない方がマシです。

同期入社の他の友人が部下になることもありましたが、皆仕事でも僕にタメ口でした。
リラックスできる方法でのコミュニケーションが議論を活発にできました。

「お前は管理職だからそういうのも分かるけど、現場だとこうなんだよ。」
「じゃあ上手く折り合いつけて、こういうやり方だとどう思う?」
「良いよ、それでやろうよ」
「わかった。部長には俺から報告しとくから、現場の対応はよろしくね!」

ONとOFFをわけないからこそ、本音で言い合えました。
僕は、ONとOFFを明確に分けることには反対です。
ずっとONのままで大丈夫です。

皆さんはそう言われると「えー、なんか疲れちゃいそう」と思われるかもしれません。
でもそれは逆なんです。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと分けることで、プライベートの時間に仕事のことを考えるのが嫌になります。
有給休暇をとっている時に、取引先から電話が来たなんて時に、一気に休暇気分が吹き飛んでしまったり、日曜日の夕方に憂鬱になる(サザエさん症候群)に陥りやすくなります。

常にONという状態だと、休暇に電話が来ても「すみません、今日お休みを頂いているので、明日確認しますね!」の一言で大抵のことは済みますし、日曜日に憂鬱になることも少なくなります。

むしろ、休みの日の外出中に仕事のアイデアが浮かんできたりと良い事づくめです。

僕の持論では、人間は皆、自分が幸せになるために生きていると思っています。
幸せになるという目標達成のために仕事をしたり休んだりしているので、ONかOFFかなんて気にせず、ずっとONで大丈夫です。

それでも「ちょっとなー」と思う人は切り替えのスイッチではなく、ボリュームつまみのように、調整のイメージから始めるといいと思います。
土日は、レベル100から10くらいに抑えるイメージ

学生時代に宿題とか、受験勉強とか、学校終わってからも勉強してましたよね。
その当時、「学校が終わったらOFFだから家では勉強しない」なんてことはなかったと思います。
なぜか社会人になるとそれが出来ないと思い込む人が多いので、それが却って仕事を辛いものにしてしまいます。

思い切ってONとOFFの呪縛から解放された方が、僕は人生楽しめると思います。

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