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『御伽の国のみくる』を読んで

楽器を持たないパンクバンド BiSHのモモコグミカンパニーさんの小説デビュー作です。

彼女はグループ内でも多くの曲の歌詞を書き、詩人としても素晴らしい活躍をされています。

この作品はアイドル(?)であるモモコさんの言葉を通じて、コンテンツとなる側の考えや感じ方を知れるいい機会となるでしょう。

見方によってはリアルでありつつ、1つフィルターを隔てた向こう側の人という見方もできます。

この違いはコンテンツになる側と、コンテンツを見る側によって変わるものと考えられます。
私は、いわゆる普通のサラリーマンですので、コンテンツを見る側です。
私の視点では、「なにやってんだろ、なんでこんなふうになるんだろ…」という感想が主になりますが、コンテンツ側の人から見たら「わかるー!」となるのかも知れません。

世の中の多くの人は、コンテンツを見る側でしょう。
見る側は、SNSなどで誹謗中傷をするなど、あくまで消費者として傍若無人になりがちです。
そんな人たちはこの作品を見て、作り手の苦悩や思いを受け止めるだけでもした方が人間的に成長を得られると私は思います。

別の角度では、夢とは何か夢を叶えることの難しさも認識できる良い機会となるでしょう。

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