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始めまして

こんにちは
伊豆半島の南端、南伊豆町でシーカヤックガイドとジオガイド、木こりをしている、「南伊豆アドベンチャー」の山口浩司です。
これから、少しずつ、自分の仕事であるシーカヤックガイドや伊豆半島ジオガイド、林業や日々の暮らしを通して、伊豆半島の魅力について書いていきたいと思います。

私が伊豆半島に惚れ込んで、南伊豆に引っ越してきたのは10年ほど前になりますが、伊豆半島の最大の魅力はなんといっても海と山が近いダイナミックな地形だと思います。

シーカヤックが趣味でいろいろな土地を漕いで来ましたが、火山が作り出した伊豆半島の起伏の富んだ地形、幻想的な海蝕洞など、シーカヤックで漕ぐ度に新しい魅力を発見できる伊豆は自然に通う頻度が高くなり、いつか海のそばで暮らしたい、いつか伊豆で暮らしたい、いずいずいずいずいず・・・

伊豆に移り住む前は電子機器の工場に勤めていましたが、そんな仕事は南伊豆にはありません。せっかくなので、自然触れ合える仕事をしたいと思い、林業の会社に飛び込みました。
伊豆の仕事というと、観光業、ホテルや飲食、くらいしか思いつきません。
実際はいろいろありますが、林業はで成り手がいないので、やろうと思えばだれでも始められます。技術を覚えるのも、県が色々指導してくれ、機械の資格も取れます。夏はむちゃくちゃ暑くて、冬でも汗だくな大変な仕事でしたが、もともと物を作ったりする仕事が好きだったので仕事を覚えるほど楽しかったです。

技術を付けて林業を独立し、それを機に趣味だったシーカヤックを仕事にしました。
今ではシーカヤックガイドとジオガイドと林業の3つが生業となっています。
シーカヤックガイドは夏がメイン、しかもお客様あっての仕事なので、ガイド業が軌道に乗るまでは、林業があったおかげで生活は助かりました。


実はシーカヤックガイドという仕事、特に資格は必要ありません。
業界団体も資格もないということなのでシーカヤックガイドはみんな「自称シーカヤックガイド」ですね。

シーカヤックインストラクターという仕事には資格があり、業界団体もあります。私もインストラクター資格を持ち、協会に所属していますが、私の仕事はインストラクターではありません、ガイドです。

もちろん、私も初めは助手、見習いでした。
自分でガイド見習いと思っているうちはガイドではないです。
このまま回数をこなして慣れてくれば一人前のガイドになれるのでしょうか。

お客様から見たら、高いお金を払ってガイドをお願いしているわけです。半人前とか成りたてとかは関係ありません。
林業は、木を切るのが下手で仕事が遅くても、稼げないだけです。人に迷惑はかけません。
ガイドという仕事は当たり前ですが、お客様を楽しませる仕事。
天候や海況の変わりやすい海で、お客様を安全に、そして楽しく案内する責任は、ガイドを名乗ったその日から発生します。
言い訳も出来ないし、覚悟がなかったらできません。楽しませることが出来なかったらガイド失格です。(あくまで気持ちの問題ですが)

「私はシーカヤックガイドです」そう名乗り、覚悟を決めた日から、私はシーカヤックガイドになりました。
たぶん、シーカヤックガイドの人はみんなそうなのではないかと思います。

  画像:本人近影


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