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淡路町「神田まつや 本店」草加「サウナヘヴン草加」「まぜそば さなじ」

神田を経由して草加に行ってきた。

目的は草加に新しくできたサウナ施設だったが、秋葉原の店に取りに行きたいものもあって淡路町を経由していくことにした。

まずは「神田まつや 本店」だ。有名な蕎麦屋らしいが行ったのは初めてだ。

昨年に胃腸を悪くするまでは秋葉原周辺と言えばカレー好きの聖地である神保町が近く、近くに行ったらカレーを食べることしか考えられなかった。

ところが体調を悪くしてカレーのような香辛料が入ったものが食べられなくなると和食に興味が湧いてきて、調べると岩本町や神田には蕎麦の名店が多いことが判明した。

「まつや」もかなりの有名店のようで、14時頃とピークタイムを外したにも関わらず10人以上が並んでいた。

ただ回転は速く20分も待つと入ることができた。

店内ではお酒を飲んでいる方もいて賑やかだったが、ご年配の方が多く、若者が騒ぎ立てるような不快な騒がしさではなかった。

メニューは豊富で迷ったが「鴨南ばん(1980円)」を注文した。

蕎麦1杯の値段としては少し高めに感じたが合鴨が入っており、これが美味だった。

蕎麦の美味しさは申し分なかった。これを食べるだけで今日1日が幸福に見舞われそうな味だった。

ボリュームは軽めですぐに食べ終わってしまったが、温かい蕎麦にも関わらず蕎麦湯をいただくことができるので少し薄めてツユも飲んだ。

店を後にすると歩いて秋葉原まで移動して個人的に欲しかったものを入手した。

そのまま上野まで散歩すると日比谷線に乗って草加方面の電車に乗った。

草加駅は「草加せんべい」で有名な駅。以前に隣の独協大学駅に行ったことはあったが草加駅に降りるのは初めてだ。

実は行きたいカフェがあったのだが、行ってみると食べたかったスイーツのほとんどが売り切れていたので、その日は止めることにした。

予定が空いてしまったが、晩飯のために腹を減らしておく必要もあったし、カフェは止めて目的のサウナに直行した。

その店「サウナヘヴン草加」は2023年12月25日にオープンしたばかりの男性専用サウナ施設だ。

男性専用とは書いたが2月からは月に1度はレディースデーを設けるようだ。

「SAUNA」の看板が神々しく銭湯とは違った雰囲気を醸し出していた。

受付で店長さんの簡単な説明を受けると脱衣所に移動、服を脱いで中に入った。

コンクリート打ちっぱなしの内装が非常におしゃれでかっこよく思えた。

湯船のない施設なのでシャワーで髪と体を洗うとサウナボードを小脇に抱えてサウナ室に入った。

サウナストーブを中心に円状に座れる少し変わった形状のサウナだ。

寝サウナもできるスペースがあったが常に誰かが寝ていたので今回は使用できなかった。

香りもよく、温度・湿度、共に最適だ。体の芯から徐々に温められる感じがして心地よかった。

毎0時と30分のタイミングで店長さんやスタッフさんによるアウフグースやロウリュが行われた。

これが非常に熱いのだが気持ちよくて癖になるのだ。

この日は店長さんのロウリュの後にドリンクが配られるサプライズもあった。

激アツのサウナ室で飲む炭酸ドリンクは美味しかったが、味なんてわからないぐらいに熱かった。

水風呂は15度ぐらいで冷たすぎずヌルすぎずちょうど良い塩梅だった。

サウナ室での温まり方がよかったせいか、初めてサウナに行った時のような極上の整いが訪れた。

空を眺めながらの外気浴は雰囲気は最高だったが風は冷たすぎた。

バスタオルを羽織っても寒いので外気浴を楽しむには春まで待たなければいけないと感じた。

なんとか2時間でギリギリ4周したが、まだまだ足りないぐらいだった。

私が子供だったら「まだ帰りたくない!」と駄々をこねていただろう。

最後は帰りに寄ろうと決めていた「まぜそば さなじ」に行った。

調べて行ったわけではないのだが、偶然にもサウナ施設から近くて導線が良かった。

こちらの店は北千住の名店「つけめん さなだ」の2号店だ。残念だが2024年3月3日で閉店してしまうようだ。

店内はお客さんは入っていたが並びが出るようなことはなく、すんなりと入れた。

今回は「インドまぜそば(1200円)」を注文した。

最初に複数あるトッピングから4種類を選んで小皿に盛り付けられるという特殊なルールだ。

またチャーシューの種類や、アブラ、タマネギの有無を選べた。

チャーシューはバラかレアか選べて、更に枚数も1~3枚で選ぶことができた。今回はレアでお願いした。

提供されたまぜそばは今までに見たことのないビジュアルだ。混ぜて食べてみるが不思議な味で形容し難い内容だ。

魚粉をかけるとかなりお好み焼きに近い味になり、なるほど、目指していたのは、こんな感じの味なのかなと想像ができた。

また二郎系ということで非常に重い食べ物を想像していたのだが、まぜそばということもあり食後感はかなりサッパリしていた。

インドまぜそばのカレー味は結構強く、尚且つ底の方にたまったカレーはしっかりと辛い印象だった。

色々と複雑でわかりづらいシステム・食べ物ではあったが、非常に美味しかったので閉店は残念に思えた。

店を出て、少しだけ辺りを散歩した。

草加の飲み屋街は豊富なジャンルの店もあったので非常に面白く思えた。

途中でソープランドも見つけて「タレントクラブ」と書かれていた。

大通りから少し外れた裏路地に、すぐにソープランドがあるのも驚いたが、すごく昭和の雰囲気漂う外観で「タレント」という言葉もどこか古さを感じさせて感慨深かった。

色々と楽しみたかったのだが食後はすでに20時過ぎだったし、飲食店も閉まる直前のものが多かったので、少し名残惜しかったがおとなしく家に帰ることにした。

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