橋本「インドの恵」でオムライス!!多摩境「森乃彩」近辺でランニング!!食堂で1人鍋!!
年末、どこかサウナに行きたいなと思って多摩境の銭湯を選んだ。
行った事のない駅だったし、有名な駅じゃないだろうから空いているのではないかと思った。
スーパー銭湯内の食堂のメニューが美味しそうだったのも決め手になった。
支度をして電車に乗った。
京王線に揺られて終点の橋本駅に着いた。
最初は「インドの恵み」というインド料理屋に行った。
私は数年前に神奈川県に住んでいたのだが、その時からこの店に行きたいと思っていて、しかしタイミングが合わずに東京に引っ越してしまったので心残りもあった。
また橋本という街は中学生の頃にインターネットで知り合った女の子に会いに行った事がある街で、その子のことが好きだった私は、ぼんやりとだが橋本の風景を未だに覚えていた。
そんな橋本に10年以上ぶりに降りたわけだが、駅前の風景には覚えはなく、やはり時間が街を変えてしまったのか、単に私が覚えていないだけなのかわからなかった。
「インドの恵み」は駅から10分ぐらい歩くのだが、歩いてみたら想像よりも近く感じた。
インド料理を頼もうか迷ったのだが「インドの恵み」はインド料理とオムライスの二毛作という珍しい店だ。
ナンとカレーを食べても芸がないし、それならばとタンドリーチキン入りのオムライスをデミグラスソースで頼んだ。
提供されたオムライスはデミグラスソースたっぷりで嬉しかった。
特にインド風なところもない、普通のオムライスなのだが、下手な日本の専門店のものよりも美味しかった。
タンドリーチキンの食感だけは個性を感じるもので、オムライスとタンドリーチキンの相性が意外と良い事がわかった。
オムライスを食べて店を出ると駅前のバス停に移動した。
目的の銭湯までバスで近くまで行ける事が調べでわかっていた。
バスに揺られること15分ほどで「多摩境天然温泉 森乃彩」に着いた。
実は銭湯の裏にランニングコースがある事を知っていた私は、ロッカーでランニングウェアに着替えると、入浴前にランニングをする事にした。
さも、普段からランニングしているように書いたが実は人生で初めてのランニングだ。
ランニング用の服を買ったにも関わらず、習慣にない事を急にする気にもなれず、結局は半年ぐらいの間、服はタンスに仕舞われてた。
ランニングコースは巨大な公園の中にあり、全てを走ると9kmぐらいの距離になるようだ。
最初は「案外、走れるもんだな。走るのも楽しいな」と思っていたのだが、後半は少し走っては、すぐに息が切れて歩いてしまうような体たらくで、ペース配分が大事である事を知った。
しかし多摩境の自然の多い公園の風景は、都心に住む私には新鮮なもので、風景を楽しみながらのランニングは楽しんで取り組めたのではないかと感じた。
1時間半ぐらい走って銭湯に戻ると入浴した。
それにしても年末とは言え想像以上に混んでいた。
wifiが設置されているにも関わらずいつまで経っても繋がらないので、店員さんに不満を伝えたら「人数が多すぎるから繋がりづらい」と言われたほどだ。
文句を言っても仕方がないので入浴した。
郊外の銭湯としては規模感は小さめだが、所狭しとジェットバスから炭酸泉、2種類のサウナが並び、露天スペースにも「あつ湯」と「ぬる湯」の2種類が用意されていた。
サウナは「熱風ロウリュサウナ」に入った。
確かにオートロウリュは熱いのだが、人の出入りが激しすぎて、外からの風が入り込み全然温まらなかった。
それでも上段を陣取れば徐々に温まるのだが、もう少し人が少ないタイミングのが良さそうだ。
反面「よもぎ泥塩サウナ」は1段しかないにも関わらず、温度も湿度も高めで、かなり気持ちよく汗を流す事ができた。
混んでいる時はこちらのサウナのが良さそうだ。
水風呂は15度前後をキープしており、大衆向けのスーパー銭湯の水風呂としてはかなり冷えていた。
整いスペースは屋内にもベンチがあるし、露天スペースにも寝転がれる整い場所があって困る事はなかった。
外は寒かったので、お湯に浸かっているだけでも気持ちよかったし、寝湯が屋内にも露天スペースにもあるのが嬉しかった。睡魔が襲ってきて20分ぐらい意識のない時間があった。
風呂を出ると館内の食堂「旬菜亭」に入った。
テーブル席はどこも埋まっていたが、お一人様向けのカウンター席は空いており助かった。
スーパー銭湯の食堂で1人で食事をするのは少し寂しい気もするが、こういう時は1人のメリットもあるというものだ。
今回は台湾もつ鍋と瓶ビールを注文した。
いつもなら銭湯を出て公園でビールを飲んでラーメンを食べるのが定番なのだが、暖かい館内で1人鍋も良いなと思っての挑戦だ。
実際、居心地もよく、味も銭湯の食事としてはかなり美味しかった。
元から麺が入っているので締めに別のものを頼まなくてもよいのが助かった。
追加でハイボールも頼んだが、これは氷ばかりで量も少なかったので、ビールを頼めばよかったと少し後悔した。
帰りは徒歩22分歩いて多摩境の駅に向かっていったのだが、暗くて寂しい道のりで、寒さも厳しく途方もない距離を歩いたような気持ちになった。
途中で石造を見つけて何かと思ったらサンリオの会社だった。
私はサンリオの熱心なファンではないが、二度とこの道を歩かないかもしれないし、記念に撮影しておいた。
銭湯が想像以上に混んでいたのは誤算だったが、人生初のランニングにもチャレンジできたし、神奈川の行った事のない場所で新鮮な景色が見られてよかった。
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