新川崎・鹿島田!!個性的な喫茶店「ボン」、銭湯「越の湯」、焼鳥や煮込みも食べられるネパール料理店「Laskus」。
雨だったが、珍しく人の誘いを受けて新川崎に行ってきた。
JRの新川崎駅は同じJRの鹿島田駅とほとんど同じ位置にあるのだが、新川崎駅側は都市開発された高層マンションが目立つ中で、鹿島田駅側は昔ながらの街並みとなっており、ほとんど同じ場所ながら景色の違いが面白い。
鹿島田駅側にある西口マーケット。以前はスリランカカレーを提供する「DJANGO」という店が営業していたはずなのだが、この日は看板が出ていなかった。止めてしまったのだろうか?
実は人と合流するのは夜だったので、昼間は1人で純喫茶に行こうと思って鹿島田に来たのだが、目当ての店はどれもシャッターが降りていた。
平日の木曜日、全ての店がタイミングよく定休日とは考えづらいので、コロナの影響などで店を閉めてしまったのかもしれない。残念だ。
しかし純喫茶に行きたいという気持ちが収まらず、少し足を伸ばして隣駅の矢向の「ボン」という喫茶店に行った。
こちらは外観こそツタが絡まっており営業してなさそうだが、しっかりと「営業中」の看板が出ていた。
店内はほぼ満席で人気のほどが伺えた。マスターは1人で料理もドリンクも作っていたので忙しそうだった。
今回は店名が名前になっている「ボンライス」を注文。
サラダ、ハンバーグ、目玉焼き、ライスがワンプレートに乗った品。
チェーン店とは違う家庭的な味わいが強烈な個性となっている。600円と考えればコスパも良い。
ランチタイムはドリンクも150円でセットにできるのでアイスコーヒーをいただいた。
「甘いの」と「ブラック」が選べたため「甘いの」でお願いしたら、コメダもビックリの甘いコーヒーが出てきたが甘党としては好ましい味だった。
店を出ると鹿島田に戻り「越の湯」という銭湯に行った。
こちらはコンビニエンスストアの「まいばすけっと」の上にあり、外観的にも特徴のある銭湯だ。
サウナに入りたい旨を伝えたところ1人1時間半までとのこと。混雑する都心部の銭湯ですら2時間縛りが多い中で、なかなか厳しい制限時間だと感じたが入店。
湯の種類が豊富で「森林浴」と呼ばれるミストが噴出した部屋や、肩に上からジェット噴射されるジェットバスなど個性的な湯が揃っていた。
しかし、どれもかなり熱くて常連さんですら水で薄めて入っていた。唯一、薬湯は一般的な銭湯の温度だった。
サウナは極端に熱さではなくて適温だ。テレビで相撲の中継を見ながらまったり温まった。
水風呂は19度ほどと公衆銭湯にしてはキンキンで、整い椅子まで用意されているのでスッキリと整うことができた。
サウナー的には美味しい銭湯だった。
最後は人と合流するために「Laskus」というネパール料理屋に向かった。
新川崎駅から徒歩20分ほどと立地は悪いが、そもそも住宅街に住んでいる人を主な顧客とした店舗なのだろう。
こちらは2022年にOPENしたばかりの店で、日本の居酒屋でアルバイトをしていた店主による焼鳥や煮込みも注文できる。
ビールの大ジョッキで乾杯した後、何本か焼鳥を頼んだが、下手な日本の大衆居酒屋のものよりも美味しく感じた。
これで1本100円は破格だ。煮込みも味がよく染みており美味しくいただけた。
またネパールのウィスキーも常備されており、ククリラムのハイボールや、オールド・ダーバーをロックでいただいたが美味しかった。
大半のお酒が1杯390円なので酒飲みとしても嬉しい店だ。
ネパール料理はポークサドゥンという豚肉炒めや、カジャセット(カリカリ食感のライスのようなものと肉を一緒に食べる)などを注文したが、どれも美味しかった。
またバラ(ネパールのお好み焼き風)が珍しく置いてあったのでエッグバラを注文した。スナック感覚で気軽に食べれる美味しい食べ物だ。
最後はスープモモを頼んだが胃袋が限界に達してしまい、一部をテイクアウトした。
この店は新川崎の駅から徒歩20分ほどと少し離れているが、料理も豊富でお酒も安くて良い店だった。
通常のナンとカレーのセットもあるので初心者にもおすすめだ。
新川崎駅の周辺は今まで探索したことなかったので、街並みを眺めるだけでも面白かった。
また面白そうな場所を探して向かいたい。