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ハンガリーで共同生活した感想

2023年9月からハンガリーに留学に来ているジュウです。この記事ではハンガリーでの共同生活について振り返ろうと思います。


住居の選択肢

ハンガリーで留学するにあたり住居の選択肢がいくつかあります。(相場的にコストの低いものから上げています。)

①大学寮

大学が提供する寮に住む選択肢。おそらく2万円以下/月で住める。Stipendium Hungaricum のハンガリー政府奨学金に合格した方であれば無料。(※大学寮に住まない学生には40000HUF/月の補助がもらえます。)
大学寮に住むメリットはやはり圧倒的なコストの低さだと思います。一方でデメリットも多くあります。大学寮に住むクラスメートの話を聞く限りでは、以下のようなデメリットがあります。

  • 申請して受からないと住むことはできない。

  • 寝室は2~4人でシェア。バスルームはルームメートと共同。

  • キッチンやランドリーは棟ごとで共同利用する。順番待ちが発生する。

  • 様々な国からの留学生が数百人単位で生活しているので、衛生面はカオス。

  • 寮から大学までが遠い(片道1時間越える寮もある)

②ルームシェア

大学寮ではなくプライベートのオーナーが運営する寮に入るパターン。複数人で寝室などを共有する。基本的には大学寮と変わらない。大学寮に落ちた人のセカンドオプションなのかな?

③フラットシェア

キッチン、バスルームなどは共有するが、1人部屋(寝室)が確保されているパターン。僕が住んでいるのもこのパターンに当てはまります。1人部屋でプライベートが確保されるので、大学寮やルームシェアはハードルが高いけど、コストを抑えたい人にはおすすめです。

④スタジオ(一人暮らし)

いわゆる一人暮らしです。バスルームもキッチンも共用する必要がなく、衛生環境、プライベートを優先したい人には理想的な選択肢だと思います。その分、他の選択肢に比べて相場も高くなります。

フラットシェアの感想

僕はこれまで人生で家族・彼女以外と共同生活した経験がありませんでした。その上で実際に半年間フラットシェアという形で3人の留学生(日本人ではありません)と共同生活してみての感想です。

プライベート

僕が住んでいるフラットでは、住人間のコミュニケーションはすれ違ったら挨拶する程度の必要最低限なものでした。おそらく住人全員がフラット内でのソーシャライズを求めていなかったからだと思います。ちなみに僕は内向的な性格なので、気疲れすることもなく良かったです。

共用箇所(キッチン、洗濯、トイレ)

共用箇所はいくつか問題がありました。

一つ目は生ゴミの扱いです。僕のフラットにはリビングルームに大きめの蓋付きゴミ箱と、同じサイズの蓋なしゴミ箱があります。僕は蓋付きゴミ箱には生ゴミや匂いのきついゴミを捨てるものだろうと思っていたのですが、同居人たちは気にせず蓋なしゴミ箱に野菜のクズなどを捨てていました。それが原因でコバエがかなりわき始めるという問題が発生しました。同居人たちは特に気にならなかったようですが、僕にとってはかなりストレスだったため、生ゴミは蓋付きゴミ箱に捨てよう、という啓蒙活動をしていました。

もう一つはキッチンのシンク問題です。僕のフラットには排水口に食材のクズなどをキャッチするゴミ受けがついていないため、何も考えずに洗い物をすると、すぐにパイプが詰まってしまうという問題がありました。これも生ゴミの時と同様ですが、僕は洗い流す前に大きなクズはティッシュで拭き取るなどしていたのですが、他の同居人は大量の豆やコーンを流したりしていたので、啓蒙活動が必要でした。

衛生

不定期ですが、1~2週間に一度、清掃員がフラットの共用部分を掃除とゴミ袋の交換をしに来てくれるので、共用部分はある程度綺麗に保たれていました。ただ清掃員が来なかったら、ゴミ箱から溢れ出すレベルになるので、基本、僕がゴミ袋を変えてました。清掃員のサービスが無いフラットだと、同居人たちと役割分担して掃除しないといけないので、大変だと思います。

今後の展望

僕はフラットシェアの中でも相場より高めの物件に住んでいるので、このレベルであれば生活していけるかなという感じです。しかし、一人暮らしをしていたときと比べると、当然ストレスを感じることもたくさんあるので、今と同程度の予算で住める安めのスタジオに一人暮らしをしたいなと考えています。
今の契約が今年の8月末までなのでそれまでは今のフラットで生活しつつ、新たな住居探しを始めていこうとおもいます。
読んでいただきありがとうございました。

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