見出し画像

鎌倉殿の約87人

(2022年4月に書いた記事のアップができてなかったです)
鳥取でNPOを経営するゲンヨウです。久々の移動で例年よりもバタバタしております。動くことに慣れてないというか、約3年ぶりの出張なので、何を準備するのかとか、経路探索はどうだっけとか、車社会の鳥取以外の過ごし方へのフィットが大変な感じです。

オンラインのやり取りも並行しているかなのかもしれませんが。公私、仕事と暮らしの境界線がより曖昧になっているのかもしれません。

そんな中、3年ぶりの出張の一発目は大河ドラマで活況な鎌倉でした。中学校の遠足ぶりではないか(高校かも)というものです。で、以下のイベントでファシリテーターをやってきました。

1.and beyond companyという取組み

僕らもお世話になっている、NPO法人ETIC.が仕掛け役で、当初は2020年のオリンピックを一つの契機に、日本を面白くする連携をうむ仕掛けで動いていまして。今は、それを越えた意思のある挑戦を生み出すために、お互いが少しずつ境界を越えてみるという実験場を作っています。

僕も2016年の最初の会議もファシリテーターで参加していたなと思い出しながら、そこからオリンピックを越えて、いろんな意見交換と社会実験が行われています。

各組織を越えてというテーマだそうで、bankupとしても越境が自らの価値と定義しているので、これは共感できる動きです。

2.防災×大企業×中間支援という話

実は昨年度の途中から、ETIC.さんに声掛けいただいて「防災×大企業×中間支援」で何か仕組みができないかというお手伝いをさせてもらっています。僕としても、三朝町で活動する”三徳レンジャー”が田んぼの土砂撤去をお手伝いしたりと、普段からつながることでやれることがあると実感していたところだったので。

大学生が集落の水路を助ける

そして、昨年の熱海の土砂災害。僕は静岡県沼津市出身だったので、隣の隣の熱海は気になってました。知り合いもいましたし。そんな中、熱海の中間支援組織に対してETIC.さんがサポートした取組を型にして、備える仕組みをつくりたいということでした。これはやりたいなと参画しました。

3.物資支援・IT活用支援・地域の中間支援

グループワークでは3つのテーマで話が進められました。
(A)は登壇もいただいたフェリシモさんが関わりたい物資支援。フェリシモさんと言えば、衣服や雑貨など、素敵な商品をつくられています。実は阪神大震災のタイミングで神戸に本社を移転したことを契機に、継続して被災地への支援などを行なっております。そんななか、本業の部分で何かできないかという投げかけでした。

(B)はスマートサプライビジョンさん、こちらは被災地で起こる物資のアンバランスを、中間支援組織と連携して、amazonの欲しいものリストのような形にして、現場に提供する仕組みを持たれています。現場にコーディネーターが必要なのは理解した上で、IT技術を活用することで、地域外の人がより的確な支援ができないかということを考えて動かれています。

(C)は、atamistaさんに地域の中間支援を更にアップデートするには何ができるかという話題を中心に議論していただきました。冒頭に書いたように、土砂災害時には、atamistaさんは代表の市来さんとインターン生の方を中心に、社協や自治体と連携も取りながら、地域の次の動きをつくる活動をされていました。そこで生まれた地域の想いを形するためにクラファン運営の支援などにもつなげています。

4.オンライン勉強会+地域研修会+基金に向けて

3つのグループワークの後に、各自の共有もしつつフィッシュボール(話したい人が飛び込んでくる仕組みのワーク)の形式をとらせていただき、より議論を深めていきました。

その中で3つの方向性が生まれました。一つは今回のような機会をオンラインで開催ということ、一つは地域に出て一定程度のエリアの連携や知見共有をするような機会を作ってみようということ、そして最後に資金注入できるような基金をつくろうという話になりました。

まずは、岡山市で行われる中四国の中間支援組織向けの研修会にテーマを持って行ってやってみたいと思います。

今日はここまで。引き続き情報を出していきます。



応援ありがとうございます。サポートいただいたお金は学生の相談の時のカフェ代にします。