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地域の神社と共に

日曜日は集落の経営ノートです。鳥取県で、90世帯弱の集落に住むゲンヨウです。地域は農村地域で、うちの裏にはイノシシが出ます。

先週のちょうどこの時間は秋祭りでした。稲作を中心として農村の暦はできています。春の田植えあたりで一年の豊作を祈り春祭りがあり、収穫が落ち着く秋に豊作を祝い感謝するために秋祭りがあります。

うちの地域は春祭りが大きなお祭り、麒麟獅子という獅子舞が全戸を回り、神社に舞を納めます。秋祭りはおとなしい感じで、神主さんに拝んでいただき終わります。僕は村の三役として参加しました。

参加者は、神社総代(集落の氏子の代表者)の方々3名、と、春祭りに決まった当番家の2軒(トウバン、カバンと呼んでいます)と呼びの家の方、自治会三役(区長、副区長、会計:私)の9名でした。総代さんは同じ方が長く勤められているので、なかなか僕ら世代が経験するのも稀なようです。

参加者は、祝詞をあげてもらい、儀式を一通り終えてから、なおらいとして懇親会でした。春は、お供えをみんなで上げたりと、儀式がかなり細かかったので、人も多かったのですが、今回はあっさりしたものでした。

なおらいで語られたのは、他の地域の祭りの話だったり、獅子舞の修繕についてだったりしました。一つは神主さんが、変わるということ。今までは同じ地区におられたのですが、高齢のため、別の地域から神事の時に来てもらうことになりました。

地区内に神主さんがおられると、七五三とか節目の時に拝んでもらえるという身近な感じがありました。うちは子供は二人とも拝んでもらっていて、そういうのはいいなと思っていました。なかなか神主さんもなり手が少ないみたいで、かなり掛け持ちになっているとも話されていました。

もう一つは、獅子舞の衣装の修繕から、神社の設備についてまで。神社の壁には、いろんな家から寄付があった場合は掲示されるようになっています。石の柱とかに刻まれている場合もありますね。

神社のものなので、ドン・キホーテで買うわけにもいきませんから、なかなかな費用のものもあり、地区の財政をためながらやっていかないと、寄付を募るのもだんだん難しくなるかなと個人的には思いました。または、地区で稼ぐ手段を考えていく感じですね。会計なんで常にお金の流れを意識してしまうようになりました。

お寺も檀家さんが減る一方で、設備関係はなかなかディスカウントしながらできるものでもなく、神社も氏子が減っていてお寺よりも収入への動きは難しいので、なかなか地域と神社とのつながりって難しくなるなと思いました。神社の合併みたいなことが出てくるんでしょうか。

節目をしっかりと感じられるイベントがある事は良いことだなと思いました。なかなか春の祭りと違って地域に認識してもらうには難しいですが、地域の神社としての認識が高まると、何かアイデアが生まれるのではないかと思いました。

今日は、ここまでです。面白いけど難しい問題ですね。

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