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生産者目線と消費者目線

鳥取でNPOを経営しているゲンヨウです。オンラインの勉強会が増えて、鳥取からでもいろんな情報が取りやすくなったなと感じる今日この頃です。

1.新聞記者の人にどんなプレスリリースを書いたらよいか聞く会

三重県尾鷲市の伊東さんがやっているニュースメーカー研究所というオンラインコミュニティで勉強しています。月に一回、グッドニュースを作っている、作りたいメンバーとやり取りをしています。

今回のゲストは新聞記者の方、ニュースを広げてくれる側から、どんな方法で伝えたらよいのか、何を考えて新聞記者の方は動いているのかなどを教えてもらいました。

大量にある情報の中で、面白いと感じてもらうプレスリリースの作り方があることや、自分は何のためにやっているんだという部分が原点であること。記者の人の表現や書きたい事との共有など考えさせられる部分が多かったです。ニュースメーカーになろうと思った理由については別の記事で書きますね。

2.作る側と消費する側

僕らは新聞から情報をもらっていて、消費する側です。作る側の目線は持っていないので、面白い情報さえ載っていれば、プレスリリースから取り上げられているんだと思ったのですが、みんな同じことを考えていて、投げ込まれる情報はたくさんなわけです。

実態は大量にある情報から、いかにピックアップしてもらうかの部分であったり。紙面を埋めるために、いろんなニュースを持っている人と認識される関係性であったり、普段の何気ない情報共有が大事なわけです。

作る側の視点に立った時に初めて気づくことは多いですし、そちらの視点にたては「そりゃそうだ」と思うことも多いわけです。

3.こういう場面は普段の生活でもある

家事や子育ての場面だと、同世代はイメージしやすいと思うのですが、生産側と消費側の目線の違いは普段の生活でも出てくるかなと思います。

例えば食事と料理の場面。僕は食べるの好きなので作る側でもあったりしますが、料理しない人からすると、材料の段取り(買い物とかあまりものをうまく使ったり)とか、片付けなどの流れがあることはあまりイメージできず、「甘い、辛い、おいしい」みたいな目線になります。

作る側も目線を知っていると、牛乳取ろうと冷蔵庫をあけたときに「卵が残り少ないな」とか、手を洗う時にシンクを見て「このお皿洗っておいた方が次の段取りしやすいな」とかイメージできるわけです。

自分で会社を経営していたり、中小企業の経営者とやり取りすることが多いので、会社を作る側に回ると、外食時に飲食店のオペレーションとか、人数とか見てしまったりします(ごはんをちゃんと楽しめってのもありますが汗)。

常に何かを消費しているときには、作ってくれている人たちがいて、そちら側の目線も意識すると面白かったり、意識したほうが良い場合もあるということです。

4.生産側と消費側のギャップを探して埋める

なんで、こんなことを今日、書こうかと思ったのはPTAの運営で気づいたからです。今年のPTAはコロナの影響もあって、書面評決だったり、LINEなどで決定したりがあったりしています。

普段だったら、参観日でやり取りできていたことができなくなっている。そうなると、当然、役員になった方も限られた情報の中で一年を過ごすことになり、LINEが質問の嵐になります。そりゃ、不安だからそうなるなと。

僕の地域は子供の数もそんなに多くなく(1学年1クラス)、保育園から中学卒業まで同じメンバーなので、少し動けそうな人は役員の話が回ってきます。僕は仕事柄目立つので、役員のオファーが保育園であって、事情もあって数年いろんな役(主に執行部)をやっています。

この立場は既にPTAでは作る側になってしまっていて、視野はあがり、情報も蓄積されていきます。一方で普通の家庭は1年交代の役員(広報だったり研修だったり)を数年に1回やる感じです。そうなると、僕からすると作る側の目線でみている年間行事も、消費する側で見ていたら認識できてないことも多いだろうなと。それは不安。

そのために、簡単な流れを書いたマニュアルを作っています。指示待ちすぎってのも困るのですが、方向性とかスケジュールとか指針くらいは、言語化しておいた方が、何かやらねばと思ってくれている人にとってはやりやすいのではないかと思ったわけです。

5.それでも生産する側にいたい

人は何かの仕事をして、社会の一部を担うので、何かしら生み出す側にはなっているとは思うのですが、可能な限り、生産する側にいるようにしたいなと思ったのです。その方が、個人的には面白いですし、視点は常に両面持っておきたいなと。

結果的には両者をつなぐ役、翻訳する人ってポジションになりそうな気もします。今日はここまで。

今日のおまけは最近の反省です。わざわざ書く必要もないのですが、日記的に個人的に振り返るように、ここに書こうかなと。

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