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マインクラフト 革命的ゲームの真実

なんとも言えない沈んだ読後感を持ってしまった。
インディーズとは、大手製作会社にお世話にならない独立(インディペンデント)系のことを指す。
マインクラフトを制作した最強のインディ・ゲーム制作者“ノッチ”
革命的な大化けをしたマイクラの誕生から、だんだん自分から離れていく寂しさを垣間見てしまった。
この本は2011年までのマイクラ現象を追ったもので、その後マイクロソフトに売ってしまった時のノッチの心情はこのサイトを読んだ。
https://japanese.engadget.com/2014/09/15/minecraft-notch/

この本の前半では、
・ノッチがあまり恵まれない環境で育った無口なコンピュータオタク。
・実はゲーム&IT大国であるスウェーデンの雰囲気。
・マイクラ誕生までのノッチの経緯。
・独立系クリエイターの純度がまぶしいノッチ

を楽しめたけど、後半では爆発的ヒット上り坂の【マインクラフト】によって巻き込まれていったゲーム産業、つまりビジネスのイヤな部分を見ることになったノッチを覗く。
彼のことはほぼ知らない俺でも「ノッチはすぐ身を引くだろうな」と予想できた。
宝くじで1等当たった人より苛烈なことが起きる。一般のセンスじゃ耐えられない。
my創造神・小島秀夫はよくゲームを作り続けている。信仰心が深まった。

少し暗いことを言ったけど、マイクラで遊んだことのある人なら「あーね!」と興味深く読める箇所満載なので
【ビジネスのアンテナを折って】読む事をお勧めします。

そして独立系クリエイターを尊敬できる内容と俺は思う。
最初期版をアップロードして周りの意見を聞きながら修正してその模様をずっとブログに書いていった所。
2020年の今でこそ当たり前のような活動だけど10年前だったら見向きもしない人も多かったはず。
ノッチはいい意味で時代にマッチしたんだと感じた。

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ここで久しぶりにPS4のマインクラフトを起動してみた。
マイクラはノッチの手を離れてからもどんどん追加機能を足していっている。
あれ、空中に浮かぶのって◯ボタンだっけ?×ボタンでアイテム捨てる?

仕様が変わるのは仕方がない。変わるべきだ。
でも自分の創作物だと寂しいよね。
親が子供を支配しようとする例えはナンセンスだけど、作品だったら気持ちはわかる。

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