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「何度目のデートで体の関係を持つか」問題に決着をつける #3 恋が生まれるご飯のために

初デートのお店の選び方。「ごちそうさま」を言う回数。かわいくおごられる方法。体の関係を持つタイミング……。はあちゅうさんの『恋が生まれるご飯のために』は、恋のゆくえを左右する「食事デート」のマナーとルールを指南してくれる一冊。女性はもちろん、男性にも読んでいただきたい本書から、とっておきの恋愛のコツをお教えします。

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セックスのタイミング

1回目のデートで体の関係を持つのは早すぎるとか、3回目ならどうかとか、とかく、体の関係を持つタイミングにこだわる男女は多いのですが、タイミングにルールがあるなら、統計が出てそこらじゅうの雑誌が答えを提示してくれているはずです。そんなルール、あるわけない

恋愛は相手との独自ルールを築くゲーム。統一ルールを求めて恋愛マニュアルを読み込んでいる人は、その研究は全て無駄だということに気付いたほうがよいかもしれません。(※70)

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1回目だろうと3回目だろうと、付き合ってから関係を持つまでに1か月かかろうと、うまくいく時はうまくいくし、ダメになる時はダメになります。逆に言うと何回目のデートで誘うかを極度に気にする人は、ダメになった時にダメになった理由をタイミングのせいにする思考癖があるということ。

1回目のデートで体を許したからといって普段の言動がしっかりしていれば、軽い女とかチャラい男だと思われる心配はありません。逆に、3回目や4回目という数字に何の根拠があるのでしょう? お互いの気持ちが重なった時ならいつでも、ちょうどよいタイミングではないでしょうか。

ただし、体の関係に行くのは早いほうがいいか遅いほうがいいかというと、私は早いほうがいいと思います。もちろんこの場合はお互いに自立した大人であることが前提条件ですが、体の関係を持つことのメリットは心の距離まで近くなったように感じ、腹を割って話せるようになること。

セックス前にデートに5回行くよりも、セックス後に1回デートするほうが相手をよく知れる気がするので、出し惜しみにあまりメリットはありません。

これが高校生なら「相手のことが本気で好きか、よく考えなさい」と止めますが、もういい大人同士であれば、体の関係は、今後のお付き合いに必要なコミュニケーションの一つですから。

このタイミングを誤って、出し惜しんだ結果、失敗する例をよく聞きます。友人はご飯デートのたびに、何度も彼からゆるやかなお誘いを受けていたにもかかわらずかたくなに関係を拒み続け、ついに6回目のデート後、デート自体に誘われなくなってしまったとのこと。(※71)

お誘いがなくなったことには他にも理由はあるのかもしれませんが、恋愛というのは何よりタイミングが大事です。自分も相手もフリーで、相手に気持ちが向いている時というのは、奇跡のような一瞬なのです。

その瞬間を逃すと、恋人ではなく友達の関係性になってしまったり、別に気になる人が現れたりと、なんらかの不都合が発生します。二人の目の前に「恋愛」という道が開いているのは一瞬だと思ったほうがいい。(※72)

自分の気がのらない時は、もちろん無理する必要はありませんが、お互いに気持ちが重なり合っている時に、テクニックに引っ張られて、無理に自分を押し殺す必要もない。この問題に関しては、自分と相手の心が重なった時がベストタイミングで、ルールなんて無い、が私のアンサーです。

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※70 恋愛下手に限って何回目のデートで許すかにこだわるって友達のモテメンが言ってました。

※71 出し惜しみしすぎると求められなくなるの法則。

※72 恋愛は総合格闘技で、武器さえ使わなきゃ何でもオッケーだってご先祖様に教わりました。

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恋が生まれるご飯のために はあちゅう

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