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「部屋の片づけ」には瞑想の修行と同じ効果がある #9 ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣

新型コロナの蔓延で、不安やストレスを抱えている人は多いでしょう。それがよけいに免疫力を弱め、ウイルスにかかりやすい身体をつくってしまいます。そんな私たちに手を差し伸べてくれるのは、女性で史上初めて「究極のサマディ(悟り)」に達したヒマラヤ大聖者・相川圭子さんの『ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣』。食事から、呼吸、考え方、瞑想まで、すぐに実践できる「免疫力を上げる習慣」をご紹介します。

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心の手綱を離さないように

これまでは、「友達とごはんを食べに行こう」「ショッピングをしよう」「映画を観よう」と、心が自由に動き回り、それによって体も自由に動かしてきたことでしょう。

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制約の多い新しい生活スタイルになって、「好きなことができない」「自由に活動できない」と、ストレスを感じているかもしれません。

控える心と、出歩きたい心の葛藤で、ストレスが溜まるいっぽうです。ストレスは自律神経のバランスを乱し、免疫力を低下させることが広く知られています。ですから、今こそ心をコントロールする方法を学びましょう。

心をコントロールするというのは、不安の心やイライラして動き回る心を鎮めて平和にするということです。心を不動にするのです。

馬車の御者は、手綱を操ることで馬をコントロールしています。それと同じように、あなたも心の手綱を引き、心をコントロールするのです。大切なのは、「馬=あなた」ではないということ。「心=あなた」ではないということ。心をコントロールするのは、本当の自分、すなわち魂です。それは不動の存在です。

心をコントロールするためには、瞑想の修行を積む必要があります。源の存在、魂を信じてつながることで、心に振り回されなくなり、安定するからです。ですが、初心者の方が本格的な瞑想を学ぶには正しいガイドが必要です。

部屋の片づけで心を静める

そこで、この本では瞑想の修行に代わるシンプルな方法を伝授します。

それは、部屋を片付けることです。

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収納しきれずにあふれた洋服、積み上げられた本、無料だからとたくさんもらってきた割りばしやスプーン、趣味で集めた雑貨類……。

あなたの部屋は、心を楽しませるため、満足させるために「まだ足りない」「もっと欲しい」と、外側のものに執着して、かき集めたものでいっぱいです。そして、物を集めると同時に、見栄やプライド、執着心など、目に見えないものもあなたにどんどんくっつけてきました

けれども、あなたが一生懸命集めたものは、やがてゴミになります。どんなに高級な洋服も、趣味のグッズも、外側から補ったものは死んだときに持っていくことはできません。それにもかかわらず、物を集めることは、重たい荷物を背負いながら生きていくようなものです。

荷物を減らしましょう。本当に必要なものを見極め、荷物を軽くして、エネルギーの消費を抑え、身も心も軽やかに生きるのです。また、片付けに集中することで、心が静かになります。

何かに迷ったり、不安になったりしたときは、外の世界に答えを求めるのではなく、自分の内側を見つめる機会を持ちましょう。

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ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣 相川圭子

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