【日枝神社】強い神様、優しい神様、人によって対応してくれる神様が入れ替わる #2 東京でひっそりスピリチュアル
明治神宮、増上寺、日枝神社、西新井大師、深大寺、大國魂神社、そして皇居……。神社仏閣を中心に、東京都内のスピリチュアルなおすすめスポットをまとめた、桜井識子さんの『東京でひっそりスピリチュアル』。神様とお話ができる桜井さんだから書けた、驚きの新事実が満載の本書から、代表的なスポットをいくつかご紹介します。
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強くパワフルな神社に変身
さっそくお稲荷さんに、ご祭神について聞いてみました。
2柱の神様は、日吉大社から来た神様と、富士山から来た神様だと言います。
「え? 富士山? 同じ系統の神様じゃないのですか?」
日吉大社はわかりますが、富士山は意外でした。2柱の神様は、同じ神社から来たのではなく、それどころかまったく別系統の神様であり、来た時は波動も全然違っていたそうです。
けれど、この神社をパワーある神社にすべく、協力をして、努力を重ねたそうです。その努力は並大抵のものではなかったらしく、そこまでしたので個性ある神社になったとのことです。
ご祭神が2柱鎮座している神社は他にもあります。けれど日枝神社は単純な構図ではなく、2柱の神様が一体化……という表現はちょっと違いますが、意識して重なっています。
神様のパワーや波動などすべてを2倍にしているというか、重ねて厚くしているというか、そのような仕組みなのです。
昔はどちらものんびり、ほんわかとした「気」の神様だったそうです。庶民のための神社でした。心が穏やかになるような、優しさが前面に出た神社だったのです。
しかし、今はそのような雰囲気ではありません。政治家をはじめ、日本を動かす立場の人物が多く来るようになって、強くパワフルな神社に変身しています。ですから今は、気持ちがピシッとなる、気合を入れてもらえる、精力的な活動ができる、元気が出る、そういう恩恵があります。
どちらに対応してもらえるかはそのとき次第
ご祭神は重なった前面にどちらの神様がいるのかによって、受ける影響やごりやくが違います。より厳しく強いのは富士山から来た神様のほうです。どちらかというとやや優しめなのが日吉大社から来た神様です。
これは私の推測ですが、日吉大社から来られた神様は、大きな包容力で仏様を受け入れた日吉大社のご祭神の系統だからではないかと思います。
どちらが前面にいるのかは、曜日によって違うのか、月によって違うのか、それとも季節? とそこが疑問だったので聞いてみました。すると、“人によって入れ替わっている”という答えが返ってきました。参拝しているその人に合った神様が瞬時に前面に出るそうです。
強い気力を与えたほうがいい人、仕事をバリバリこなしたい! と思っている人、日本を動かすような立場の人には富士山から来た神様が前面に出ます。
癒やしを与えたほうがいい人、縁結びや平癒祈願をしに来た人、そういう人の時は日吉大社から来た神様が前に出ます。
神様が参拝者を見て、正しく接しているのです。願掛けなども2柱の神様がそれぞれ得意なほうを担当するそうです。
私が授与所で「やっぱりここの願掛け用の狐像は縁起物だな~」と見ていたら、
「ビジネス守りを買いなさい」
と言われました。富士山から来た神様にです。
「買ったほうがいいのでしょうか?」
「仕事を頑張りたいと思うのなら買いなさい」
そこに仕事専門のパワーを入れてあげよう、と言ってくれたので、慌ててピンクのビジネスお守りを買いました。
このお守りは“今の”仕事を頑張りたい人向けです。転職をして頑張りたい人や、就活中という人は別のお守りになります。現在の仕事で成果をあげたい人はこのお守りを買って、神様にお願いをします。するとそれ専用のパワーを入れてくれます。
この神社の2柱の神様は寡黙なタイプです。質問には答えてくれますが、ベラベラとしゃべる神様ではありません。ですので、このアドバイスはありがたく嬉しかったです。
人によって対応してくれる神様が入れ替わるということは、それだけ人間のサポートをしっかりしてくれているということです。
どちらの神様に話しかけたほうがいいのか、どちらに願掛けをすべきなのか、悩む人がいるかもしれませんが、そこは神様のほうで判断してくれます。ですから「神様」と呼びかければオーケーです。
仕事のお願いに来た人でも、今は心身ともに安らぐパワーを与えることが重要だ、と神様が判断すれば日吉大社から来た神様が対応します。本人が気づかない病気の芽があって、仕事よりもそちらを治すほうが先だと判断されれば、そちらが優先されます。
2柱の神様がいますが、どちらに対応してもらえるのかは、その人のその時の状況によります。どちらも真面目で仕事熱心ですから、本人にとってベストな方向に導いてくれます。
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