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論破!好きは人をまとめられない悲しい法則
こんにちは。ギバー型経営者のためのカルチャースクール!どっしり塾のこうめいです。
ついに7月が近づいてきましたね。私は暑いのがほんと苦手で、夏ってだけでフラフラしてしまいます。
ましてや最近の猛暑。しかも新潟が全国で一番暑いことも珍しくなくなってきてますし、本当に泣きそうです。とはいえ、嘆いていても仕方ないので今から体力をしっかりつけて頑張らないとなって思ってます。
さて、今日のお話に入りますが今日やっていくのは、どっしり塾の毎月第2日曜日に開催しているリーダーシップ研究会の補足授業になります。
いろんな本に書かれているリーダーシップ論を参考にしながら、私自身もnoteに書くことで自分の知識アップができますし、読んでくださっている皆さんも人生を生きる上での参考にしていただけたら嬉しいなと思ってます。
ということで、今日はD・カーネギーの『人を動かす』から引用していきますよ。
相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない
最近「はい、論破!」という言葉が小学生に流行ったそうですが、小学生のうちから知っておいた方がいいのは「論破する人は友達なくす」という当たり前の法則です。
流行った理由は論破王ことひろゆき氏のブームがきっかけだとは思いますが、その辺は今回は関係ないので触れません。
ただこの論破という行為なんですが、非常に自己陶酔しやすい魅力的な行為なんですよね。
誰かを言い負かすこと自体が自分がその人の上に立ったような快感がありますし、さらにその人が自分のライバルなんかであったなら思わず顔がにやけるかもしれません
ただ、正直その勝利の美酒は一瞬だけのモノ。
論破に酔っているあなたは大事なことが見えていません。それは、やられた相手に恥をかかされたことを恨んでいるってこと。
その恨みが後々にあなたの人生に大ダメージをくらわせることになるわけです。うん。因果応報です。
では、相手が何か間違っていた場合どうすればいいんでしょう?
答えは、自分から気がつけるように話を持っていくのが賢いリーダーシップ力になります。
そもそも、討論が起こった場合は、求める結果は何かというと「相手の人に自分の考えを受け入れてもらうこと」ではないでしょうか?
ということは、「論破しいやいや受け入れさせる」ことができても、隙があれば裏切られる可能性がありますよね?
それでいいのなら論破しまくっていいんですが、私たちがしたいのはおそらく論破でも討論でもなく説得なはずです。
説得なのであれば、「心から納得してもらい自主的に動いてもらえるように誘導」した方が目標を達成しやすいわけです。
ならば、論破ではなく相手が動きたくなるようにする必要があります。
ここでもう一つのD・カーネギーは、
相手に思いつかせる
という手法を用いるのが大事と語っています。
例えば、皆さんも経験があると思いますが自分が間違っていたことを話しているうちに、あれ?間違ってたじゃん。と気が付くときがあります。
そんな時に冷や汗をかきながら…どうする?ごまかす?正直に認める??と心の中で相当悩むはずです。
そんな時に、そっと助け舟を出してあげる。
そんなことができれば、相手は恥をかかずに自分の失敗を修正しより良い意見を出していい結論に導くことができるわけです。
論破だったら遺恨を残しますが、思いつかせるなら感謝されます。
……たまに相手が助け船を出してもらったことに気が付かないケースもありますけどね(汗)でも、思いつかせる方向に誘導した方が確実にいい結果は出るんです。
最後にちょっと長いですが、『人を動かす』にも掲載されている老子の一説を引用します。
川や海が数知れぬ渓流の注ぐところとなるのは、身を低きに置くからである。そのゆえに、川や海はもろもろの渓流に君臨することができる。同様に、賢者は、人の上に立たんと欲すれば、人の下に身を置き、人の前に立たんと欲すれば、人の後ろに身を置く。かくして、賢者は人の上に立てども、人はその重みを感じることはなく、人の前に立てども、人の心は傷つくことがない
人に勝とうとすればその人は恨まれることになりますし、ほかの人にとっては目障りな存在になります。
でも、論破ではなく「間違いに気が付かせる。正しい意見を思いつかせる」という誘導する方法を身につければあなたの周りから敵はいなくなるでしょう。
もちろん自分の頭で考える気もなく、何を与えても、行動に移せない人にはこのやり方は通用しません。
でも、多くの頑張り屋さんやあなたが味方にしたい人たちはこのやり方でついてきてくれるでしょう。
論破!で快楽を得るのではなく、しっかりと自分の相手に花を持たせながら感謝と実益をつかむのが理想のリーダーシップですから忘れないでくださいね。
ということで今日はここまで。
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