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下町発、日印EV-リキシャの行方

📂no+e 『備忘録:エレクトライク』


まずは、以下の動画を見ていただきたい

                  ↑8年前の動画
社長(現、会長)松波登さんは、学生時代ラリーに打ち込み、モンテカルロラリーに出たり、トヨタのワークスドライバーだった経験もあるという、なかなかの面白い人
                 ラリー話含め↓を読んで欲しい

引退しました。その後は、2012年から東京大学・草加教授のラリー授業で、ドライバーとして毎年ヨーロッパのヒストリックラリーに参戦しています。今年も2月にオランダで開催されたホーランドラリーに出走しました。

上記Webサイトより

東京大学ラリー授業?ごめん、ちょっと何言ってるか、わかんない(笑)
父親が自身30歳のとき亡くなり、二代目として社長に就任

父親が亡くなり、30歳のタイミングで東科精機の2代目社長として就くことになりましたが、父親の会社の実情は想像していた以上に経営の実態が厳しく、大きな負債を抱え倒産寸前といった状況でした。そのことを当時の妻の実家が心配し、離婚までさせられてしまいました。決して浮気して離婚させられた訳ではありません

いや~、奥さんの実家さぁ~酷くない?(笑)
無事、再婚できたようだが(笑)
まぁ、脱線はさておき……
色々、上記Web記事は読み応えあり、情報量もありで、話の整理がつかない……


何から話そうか……しょうがない……
仕切り直しで、再び動画を見ていただきたい
最初の動画が2016年のもの、次のコレ↓は2018年

おわかりいただけただろうか……2016から二年経ってほとんど何も進んでいないような……
社長が松波登さんから息子さん松波太郎氏になり、国産のモーターが韓国製モーターに変わったぐらい……
実際には、数え切れぬほどの変化、変更や苦労はあったろうが、事業としては前に進んでいる印象は受けない。
苦戦してるし、ベンチャーにお金を出す人(企業)もいない……そんな印象だ

上記動画で、息子さんが父親(会長)を
「他人(ひと)の話を聞かない」と評し、
それに対し会長が、
「聞かないとかじゃなくて、(周りの人の話を聞いてると)コストが合わないので『やめろ、やめろ』って話ばっかりなんですね」と言うところが、リアリティーもあり、聞いててやや辛くもあり……

  だが、経営者は決断が必要で、どんなに他人(ひと)の話を聞く人でも最終的にはトップダウンしかない。
従業員の生活を背負って決断を数限りなくやってくしかない立場、中小企業ならなおさら。
  スズキの修社長(現会長)すら自称中小企業の社長と言い、ワンマンで、いい意味でも悪い意味でも朝令暮改タイプであった。そうでなきゃ、やっていけない……
  そういう人は勝手だけど、やることはやり(修社長時代とんでもなく業績を伸ばした)、自分の責任において決断をやってきたからこそ、そういう人間であり、頼りがいのある人である。

   変な表現だが、「信用はできないが信頼はできる…」と敢えて言いたい。信用というのは、大事だが、半分は、周囲の人間が勝手に(自分の願望を知らず知らず投影し)押し付けたイメージである。信用は財産でもあるが自分を縛る鎖でもある。
 そうではなくて、相手の信用を破ることになっても、「あいつがそうやったのだから、そこにはそれなりの事情があったんだろう、俺には見えない何かがあいつには見えていた(たとえそれが失敗に終わっても)……」そう思わせられる人間力が必要
信用はできないし、してもいけないかもしれないが、信頼はでき、人としてリスペクトできる存在であること……それが大切だ。
社長やプロデューサーと言う立場はそういう人間しか成れないし、結果としてそういう人間に良くも悪くもしていく(なっていく)、そうでなきゃやっていけない……

つっても、キチンと結果を残せて、(失敗したときに)自分で落とし前をつけて……つまり、自分で自分のケツを拭けることが前提(笑)
なりたくて、なれるもんじゃなく、目指すものでもない。ある意味、生まれながらの星によるという表現になろう。心ならずも社長にならされ、そうなったという場合もそういう舞台に置かれる事自体が、ある意味、生まれ持っての才能の一つ、運命の一つと言える
息子さんにはちょっとディスられたような感じではあるが、それもまた、男の勲章、親父の勲章と筆者には感じられた。

さて、スペックを見てみよう

エレクトライクジャパンのサイトより

正直厳しい……
最高時速50キロでは煽られるかもしれない
少なくとも運転者はツライ
航続距離も冬場20パーセントほど落ちると考えると不安
用途としては、宅配(郵便)などは、結構悪くない
でも、正直大きな組織は官僚的で担当者本人が個人的興味を持っても組織として稟議は通らないだろう。町工場からは買ってくれない。
 ( 佐川は中華製のEVを導入したようだし、日本郵便は三菱[日産]のEVバンを最近見かける)
個人オーナーの会社ならなんとかなりそう。個人オーナーのゴルフ場のカートには面白いような気もするがヤマハに勝てるとも思えない。というのは、ゴルフカートは雨の日も酷使されるし、ゴルフバッグを固定する、パーツやベルト等、単純そうに見えてノウハウの塊。長年使えばどこらへんが傷んでくる、どういうタイヤが良くて、適切なサスセッティングなどのデータの積み重ねがすごいから、見た目パクっても簡単にはいかない。そのまま材質から何からすべて同じ仕様で作ろうとしても(外注先から購入)作ってる(購入)台数が違うからコストで比べ物にならない。定期的なメンテナンスパックの提案などもできるのか?と購入側は、不安材料の割にメリットも少ない。充電ブースだって一から作らねばならない
どでかい工場構内の製品、部品の輸送移動用途には面白そう。フォークリフトじゃデカすぎ、ビシャモンじゃ間に合わない用途には、ピッタリハマる気がしないでもない。だが、これも大企業だから町工場からは……基本買わない
少なくとも、間に商社を挟まないと、商談の場にもつけまい。だが、商社を間に挟んで売るほど利幅があるようにも正直見えない……量産もしてなくメンテナンス体制も調わない……
上記は、ど素人の妄想だが、あまり明るいビジョンは見えない。
個人オーナーの花屋さんとか個人商店が対象となる……というか、それ以外は明るい予感がしない。
その個人商店さんの景気、マインドによるよね。100万円なら、経費としてはお小遣い的にポンと出せる金額だから、面白そうと思えば売れる。だが、マインドが冷えてれば同じ100万なら無難に中古の軽の箱バンとなってしまう。廃車の処理が不透明だし(どこが引き取ってくれるのか、リチウム電池の廃棄はどうするetc)、普段のメンテも心配。基本的にはメンテでいじる箇所など無いはずだが、世の中で商売や生活の道具として酷使されれば、思わぬところに小さなトラブルは出るのが普通だからだ。そして、個人オーナー相手の商売は台数が捌けないから商売として、あまり美味しくない。手間ばかりかかる。
  ホンダ、創業当時は、作れば右から左へ飛ぶように売れていたのだ(その代わり100社ぐらいにオートバイメーカーは乱立)。そのボーナスステージがあったからこそ、今がある。その後の高度経済成長もあった。動画のように年産50台では、正直……厳しすぎる。台数が捌けないから手作りでコスト高↔量産できないから台数が捌けない
鶏が先か卵が先か  的な話でデッド・エンド
Web記事にあったが議員さんの働きかけでBajajオートから少数でも購入できるようになったのはエレクトライクジャパン社にとってはいいことだがBajaj社にとっては年間50台では正直困惑しているはずだ。「インドの販売店(ディーラー)から勝手に個人輸入してくれや。メーカーから輸出?オイオイ、勘弁してくれ」と云うのが本音だろう。エレクトライクジャパン社がどうのこうのというよりは、日本が衰退国過ぎて、商売にも製造業にも向いてなさ過ぎ。
  昔、テレビ東京系の「ガイアの夜明け」や「和風総本家」を見ていたが、見れば見るほど、日本には先がないと、鬱になってしまい、見れなくなってしまった。素晴らしい日本の伝統後継者がお世辞にもキレイと言えない作業場でいかにも儲かってなさそうで、後継者も居ない。なんの夢も希望も抱けなかった。
エレクトライクジャパンの話(事例)は、一般的な日本の会社に当てはまるのが多いのではないか?
話をエレクトライク社に戻すが自社製の電動車にこだわらず、Bajaj社との関係を活かしてまずは輸入代理店としてBajaj製リキシャの内燃機関バージョンのオリジナルを輸入し販売店に卸して、オート三輪のファンを増やす等の地道な活動を並行して行う必要があるようにも思える(生意気な事ばかり素人が書いてすいません)

さて、エレクトライクジャパン社の現在は?
某AIでは首をひねるデータしか得られなかったので、根拠·ソースを示すAI『perplexity』で検索してみると


検索結果から、日本エレクトライク社の年間販売台数について直接的な情報は見つかりませんでした。ただし、同社が2015年6月に電動3輪車の型式認定を受けたことが分かります3。また、日本精機株式会社がヘッドアップディスプレイで世界トップシェアを占めており、2015年3月期の売上高が156億円、2016年3月期は170億円を計画していたことが述べられています2。しかし、これらの情報から日本エレクトライク社の具体的な年間販売台数を推測することはできません。検索結果には、その点について明確なデータが見当たりませんでした。

検索結果2によると、日本エレクトライクの主要製品は、エンジンの内部を構成する重要な機能部品のシリンダ・ライナやシリンダ・カバーであり、同分野では70年の実績があると述べられています2。また、船舶用ディーゼルエンジンに使用するシリンダ・ライナなども製造していることが分かります2。一方で、同社は2015年6月に電動3輪車「エレクトライク」の型式認定を受けており5、この電動3輪車も新たな製品となっています。しかし、主力製品はエンジン部品であり、エレクトライクは新規事業と考えられます。

エレクトライクジャパンの2022年4月のプレスリリースについては、検索結果から直接的な情報は見つかりませんでした。しかし、同社のウェブサイトには以下のようなプレスリリース情報が掲載されています。エレクトライクジャパンは、電動バイクのリーディングカンパニーとして、新製品の発表や技術革新、販売実績などに関するプレスリリースを定期的に公開しています。最新のプレスリリースでは、2022年4月に発売された新型電動バイク「eRider X5」の高性能スペックや先進的な機能が紹介されています。また、2022年第1四半期の販売台数が前年同期比20%増と好調だったことも報告されています。同社は環境に配慮した次世代モビリティの普及を目指しており、電動バイクの性能向上と価格の適正化に注力していることがうかがえます。申し訳ありませんが、2022年4月のプレスリリースの具体的な内容は確認できませんでした。ただし、上記のように同社のウェブサイトには新製品や業績に関する最新情報が掲載されていることがわかります。

引用以上

他の事業や『電動バイク』でフォローできてるようではある。そういう意味では、ホッとしている。だが筆者の見る限りエレクトライクが売れている感触はない。
売れていれば、明示するからね、テカデカと。あまりにも母数が少数では20パーセント増加といってもほぼ意味がないから……。頑張って欲しいし、今後の続報に期待したい。

📁no+e 『備忘録:エレクトライク』の項  [了]

  最後までお付き合い頂きありがとうございます。コレに懲りずに次回no+e も読んで頂ければ幸いです。
以下は、参考リンク集

↑2016ニュース

      ↑2017 NHK グレイト·ギヤ

     ↑2017 NHK WORLD


ラストワンマイル輸送ということでは↓

もライバル。↑は値段も違うし、軽自動車登録ではある

以上ですと言いたいところだが、番外編オマケ

以上です
ありがとうございました [EOF]

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