【仮想通貨】ビットコイン$60,000突破。米金融政策の緩和マネーが流入、次の注目は3月17日のFOMC。
ビットコインが最高値を更新しました。米金融当局の金融緩和策も背景にあります。投機的な値動きが続く中、中央銀行の政策姿勢も無視できない状況です。
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1. ビットコインが最高値を更新
ビットコインが60,000ドルを超え最高値を更新。ビットコインには、確たるファンダメンタルズ要素は存在しないため、チャート分析に基づいて、トレーダーは主に取引をしています。加えて、上昇トレンドの背景には、各国中央銀行における金融緩和策があります。
特に米国の中央銀行であるFEDは市場から国債を大量に購入することで、資金流動性を必要以上に供給しています。その結果、金融機関や法人企業の流動性は安定してする一方、有り余った余剰資金は、リスク資産に流入し、世界中で株など資産高が発生しています。
加えて、ドルを大量に供給する事は、ドルの価値を低下させることにつながります。すでに世の中で、一定程度の市民権を得つつある仮想通貨、ビットコインの価値の上昇もドル安が背景にあります。著名ヘッジファンドのブリッジウォーターで知られるレイダリオ氏は、ビットコインは紙幣を持つよりかは良いと発言するなど、余剰資金が仮想通貨に流入する構図が続いています。
2. 米中央銀行の金融政策
現在のマーケットの注目点は引き続き米国債金利の上昇です。足元では米国債10年は金利が1.60%を超えており、株式市場も神経質になっており、引き続き来週も金利のオーバーシュートを警戒する向きがあります。
将来的な経済回復の期待に加えて、中央銀行が余剰資金を市場に供給しすぎることが、インフレ懸念を醸成し、金利上昇バイアスが続いています。
株価や仮想通貨などが最高値を更新するように、すでに投機的な動きが発生しています。米債金利も跳ね上がるなど現在の金融緩和については、やり過ぎ感が感じられるのも事実です。
一方で、コロナウィルスとの戦いは長期的に続くと見込まれるため、政府、中央銀行は緩和政策を維持して経済サポートを行いたい意向は不変です。
注目される3月17日の米国の金融政策決定会合FOMCでは、パウエル議長のハト派スタンスをどの程度維持するかが注目されます。
従前通りであるならば、現行の緩和路線を長期的に維持するはずですが、その場合、現状の金利上昇を容認すると市場に受け止められかねません。金利のオーバーシュート、株式市場の調整を招く可能性があります。
一方で、ビットコインについては、緩和姿勢維持は、サポート要因になります。既にかなり過熱感のある水準ですが、引き続き上昇トレンドにあると考えて良いのではないでしょうか。
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英国紳士
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