悪霊を甦らせたハロウィーン
韓国で大変なことが起きてしまいましたね。
それでも、昨日の渋谷は、大勢の人でごった返していたようです。
なぜそんなにまでして集まりたがるのか、ちょっと理解に苦しみますが、これもコロナの反動でしょうか。
ハロウィーンはヨーロッパが発祥の地で、秋の収穫を祝い、先祖の霊を迎えるとともに、悪霊を追い払うという、古代ケルト人が行っていたお祭りに由来するそうです。
ちょうど、日本のお盆のようなものでしょうか。
それがアメリカにわたり、子どもがいたずらを楽しむイベントになり、いつからか、日本では仮装のお祭りとして、大騒ぎになっていますね。
それにしても、日本人はお祭り好きなんですね。
クリスマスといい、ハロウィーンといい、バレンタインデーといい、起源や由来は知らなくても、毎年の恒例行事として、なんでも楽しんでしまいます。
多分に企業の商品販売戦略の一環としてイベント化された側面もあると思いますが、そうしたイベントが定着する素地が日本にはあるということなのでしょう。
欧米のイベントの模倣が多いという点は、ちょっと気になりますが。
難しいことはともかく、楽しめればそれでいいと思いますが、今回の韓国での事故のように、加熱し過ぎて死者まで出てしまうのは、問題ですね。
お祭りは日常からはみ出して、ある意味、無礼講だから楽しいという側面もありますが、やはり限度があります。
悪霊を甦らせてしまっては、お祭りの意味がありません。
今回の事故で亡くなられた方々のご遺族の悲しみを思うと、慰めの言葉も見つかりません。
心からご冥福をお祈りするとともに、二度とこのような事故が起こらないことを願ってやみません。
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