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「有料老人ホームに家族が入居した時」その① 嫁

配偶者の親の介護が必要になった時、嫁が一手に担うなんてことは令和にはありえません。それでも、「嫁」の立場から知らん顔は難しい。
今回は、施設職員から見た「嫁」について

①普通の嫁
・配偶者の親の介護は嫌だ。
・手も口も出さない。
・母の日や誕生日のプレゼントはする。
これが普通の嫁。伝言も嫌がられる。「私では分からないので、夫に連絡してください。」と言われる。

②家族の嫁
・家族関係が良く、もはや実子と同じ意思決定に参加できる。
・思ったことが言える。
・介護にもがっつり参加している。
(一人で担わされているわけでは無い。)
介護者側から見ると、実子よりも頼りになる最強の人材。思いを持ちながらも、実際に必要な介助について一番適格に判断できる。なかなか居ない。

③賢い嫁
・決定は実子や肉親にまかせ、口は出さない。
・自分ができること出来ないことを配偶者に伝え、根回しができる。
・「お母さま(お父様)のお気持ちが大切」というスタンスで話す。
介護者側から見ると、お人柄はいい方だがささいなことでも意思決定はなさらないので、連絡係となっていただくことが多い。

このほかにも、数は少ないけど「非情な嫁」「辛い嫁」がいますが、それはまたそのうち。

次回は「息子」

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