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不安な日と僕 6日目

お疲れ様です。
不安足りてますか、AIタロウです。

40歳おっさんの正直な不安って
ルッキズム的な自分の見た目の変化ってあると思います。

私も体重は20代、30代より増えましたし、顔はたるみが出てきた感じがします。

40代になり、見た目は20代や30代に戻りたいと思う自分に気がつきます。社会的地位は上へ上へと望むのに、肉体は逆行した方向を求めるって、若い世代のみなさんには、理解できないかもしれません。

若い方に魅力を感じる。若い自分を取り戻したいと感じる。なんとも不思議な欲望だと思います。

一方、私は周りにいる年上の方々にも魅力を感じます。男女問わず、素敵だなーって方はいらっしゃっいます。素敵な諸先輩方は、モデル体型でもないし、オシャレでもありません。年月と共に顔立ちや話し方、考え方、生き方が形として表層へ現れるのでしょうか。凄くかっこいい。そしてチャーミングです。

10代、20代、30代の皆様、
体型や見た目は40代でも気にしてます。
でも生き方や知性が作る品性は顔立ちにいずれ出ます。

その美しさを目指してほしいです。

知識の量の話ではありません。
社会的ステータスでもない様です。
内面の自信でもないようです。

私もよく分からないんです。

人を呪う、憎んだり、妬んだり
あるいは卑怯さであったり、
時間をかけて、ゆっくりですが、しかし、確実に人相は顔にでます。

私が好きな話にレオナルド・ダ・ヴィンチの絵画【最後の晩餐】があります。

絵画にはキリストとユダが描かれています。
実は2人のモデルは同一人物だという言い伝えがある話です。

 先に美しい青年をモデルにキリストを描き上げる事ができたダ・ヴィンチは悩んでいました。

ユダのモデルが見つからない。

裏切りものに相応しい、悲しみや憎しみの人相。鬼気迫る理想の人相を描けず、筆が何年も止まってしまいます。

季節は流れ、年月が過ぎたある日。
ダ・ヴィンチは、町でユダのモデルに相応しい人相を持つ男についに出会います。
怒り、悲しみ、憎しみ、妬み、男の人相は人生の苦渋をまさに表現していました。

さっそくモデルを頼み込み、ついに【最後の晩餐】を描き上げたダ・ヴィンチ。

しかしモデルの男は涙を流し、自分がかつてキリストのモデルを務めた青年だと告白をするのです。

「こんな悲しい話があるのか、おお神よ」

※ただ調べると、最後の晩餐会の制作期間て
そんな何十年と掛かった訳ではないようです。

また古代の賢人の1人であるセネカは怒りについて著書で怒りがどう人相に影響するかを明快に分析して書き切っています。現代の私たちに通じる話で読んでいて驚いたのを覚えています。

昔、尊敬していた上司に
「人は30歳過ぎたら、自分の人相に責任を持つ生き方をしなくちゃいけない」とよく言われました。論語の勉強を仕事とは別の生きがいにされていて、深い世界を持っていました。厳しさがある方でしたが、品があり、多くの社員が部署を超えて尊敬していました。

たるんできた顎周りをつねりながら

品性とはなんだろうと私は考えたのでした。

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