エルサルバドルとビットコイン その２
前記事に続きエルサルバドルのビットコイン事情を記述していきます。
在エルサルバドル日本国大使館のレポートが大変わかりやすくまとまって*おりその抜粋に、最近の情報や当時のニュースのリンクなどを貼り付け肉付けしています。
*この資料を作った方、尊敬します。
https://www.sv.emb-japan.go.jp/itpr_ja/11_000001_00132.html
ビットコイン法可決後の主な流れ （２０２１年９月）
6日
ブケレ大統領は自身のSNSを通して、当国政府がビットコイン（４００ BTC）を購入した旨発表。
7日
ビットコイン法*の発効。ブケレ大統領は自身のSNSを通して、当国政府 がビットコイン（１５０ BTC）を購入した旨発表。
＊原文はこちら
翻訳ソフトDeepL で訳したのはこちら（参考まで）
15日
独立記念日にあたる９月１５日、ブケレ政権発足後最大規模の抗議活動が発生（一部暴徒化し、ビットコインのATM１台を破壊）。
19日
ブケレ大統領は自身のSNSを通して、当国政府がビットコイン（１５０ BTC）を購入した旨発表。
27日
デジタルウォレット「チボ」の利用者数が２２０万人*を突破。尚、当国の人口は約６６０万人。
＊ビットコインのアプリ「chivo」をDLして登録すると30$分のビットコインがもらえることにしました。そのため登録者（利用者ではなく）が多いとみられます。
関連記事
Esto es lo que hacen los salvadoreños para tener en efectivo los $30 en Bitcoins | Noticias de El Salvador - elsalvador.com
28日
ブケレ大統領は地熱発電公社（La Geo）のマイニング作業開始に係る動画を公表。
*La GeoのHP、火山が多くあるエルサルバドルでは地熱発電所があります。自然エネルギーを使っていることで（Justification）正当性をアピールしている見方もできます。
ビットコインの法定通貨化後の主な流れ （２０２１年１０月）
7，8日
ビットコインの法定通貨後から１か月が経過。当地主要 紙はビットコインに関する利点や懸念点を連日報道。
9日
ブケレ大統領は、ビットコインの価格が上昇することに よりビットコイン信託に「余剰金」が生まれた旨発言。 又、同余剰金を利用し国立動物病院「チボ・ペット」を 建設する旨発表。
ChivoPets
21日
ビットコインでの税金・手数料の支払いサービスが開始。
リンクは政府のページ
27日
ブケレ大統領は自身のSNSを通して、当国政府がビットコ イン（４２０ BTC）を購入*した旨発表。
*2022年11月17日のブケレ大統領のツイッターでこれから毎日１ビットコインずつ買うという宣言をしています。
ちなみに2024年1月14日現在、１ビットコインは 約600万円です
こちらの分析によると*2023年12月時点で政府の平均購入金額は一日26,000ドル、54%の含み益があるのではないかというものです。
*
今回はここらへんで
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