ブーメラン

一定年齢を経ると、例えば理不尽なことにあたったとして、それに対して徹底的に起こることが怖くなる。それはなぜか。
ブーメランだ。
どれだけ自分が正しかろうが、相手が間違っていようが、やりすぎると、特大のブーメランが返ってくる。具体的に言えば、自分が間違えていた時に、相手からしこたま怒られるという事態だ。そしてそれを根に持って、私が相手のミスに乗じてまた怒り返すとなると、もはや泥沼だ。
 では、どうするのが正しいか。人間である限り怒るのは仕方ない。感情がある
 相手に怒りを伝えるか?それとも、怒りの原因を伝えるか?
 
 例えば、今日、イラついたことがあった。
 具体的には、部下が立てる業務計画がふわふわで、現実性に乏しい点。そして、現実性に乏しい内容を数字に基づきリスケしたにも関わらず、別の人からの指摘によって現実性の乏しい内容に戻そうとしていた点。

 怒りの前提には、
①「なぜこの計画で進められると踏んだのか」
②「なぜ指摘したにも関わらず理解しないのか」

まず、①について、現状把握もせずに雰囲気だけでスケジュールを立てたことに問題がある。これまでも、「評論家スタンスだな」とは思っていたが、いざ蓋を開けると何もできないことが多々あった。おそらく本人は、それに気づいていない。なぜ、気づいていないのか、具体化が甘いままきたため、成果評価もせずに、自己評価も甘いまま来たのだろう。これに対しては、繰り返し「具体化」をもって彼を指導するほかない。
②は、反復が足りない、に尽きるのだろう。

①②についても、感情に支配されることなく、彼個人をみるのではなく、一歯車が、一歯車にきちんと回るように指導すると、割り切るしかないのだろう。

円滑に歯車さえ回れば、怒ることも減るだろう。
ブーメランが飛んでこないように

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