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京大数学とかいうギャンブル

京大受験において数学は非常に厄介な科目だ。常にA判定の人でも不合格を叩き出してしまう1番の要因がこの数学だと考えている。現役、1浪と京大不合格だった自分が京大数学との向き合い方を落ちたなりに分析して考察していこうと思う。ところどころ痛烈に批判するところが散見されるかもしれないが、それは2度落ちた自分の負け犬の遠吠えだととらえてもらって結構である。というか実際そうだ。

まず、京大数学(というか受験数学自体に言えることかも)がクソだと考える理由を①〜③に分けて説明していこうと思う。ここでいうクソというのは問題がクソというわけではなく(2023に限ってはクソだと考えている)、努力が結果として現れにくいという意味でクソだと表現している。

①膨大な数の簡単な問題から難しい問題を問題集や参考書を通して解いたのに、本番では6問しか出ない

これは京大に限ったことではなく受験数学全体に言えることである。そしてこれは数学の点数が安定しない1番の理由であると考える。逆に、共通テストのような誘導付きの穴埋め問題の方が数学の実力はまだしっかり測れる気がする。自身の何年もかけて積み上げた数学の勉強の成果をたった6問で測るというのは本当にとんでもないことだとつくづく思う。こんな運ゲーが年1度しか行われないのに、何年も受験勉強をするのは本当に割に合わないと思う。マジでイカれちまっている。まあ割に合わないからこそ、5完6完できた時はセックスよりも気持ちいいのかもしれないが。

②勉強しまくっても本番できるかわからないのに、捨てるという選択はしたらしたで本番ではもちろんできるはずがない

勉強しても点を取れるかわからないのに勉強しなくてはいけないのは本当にストレスが溜まるだろう。京大に限っては周りの受かりにきてる受験生も優秀であろうからやらなかったらやらないで周りと差をつけられてしまう。つまり良い偏差値が取れない。ある程度勉強して、ようやくギャンブルをする挑戦権が得られると考える。安定して4完5完とれる数強は体感で多くても2.3割ぐらいだと思う。それ以外は(もちろん人にもよるが)50〜150くらいのどこにいくかわからないギャンブルをしていると考えている。たとえ、他の科目が合格者平均レベルでも、数学が(大)失敗すると(年にもよるが)医、理、情報、物工あたりは厳しいと感じる。学部を選ばないのであればまだ可能性があるのかもしれないが、数学以外の科目を合格者平均レベルまで引き上げるのは相手は京大合格者の平均レベルなのだからもちろん簡単なことではない。

③年によって難易度の高低差が激しい

京大数学でこれは特に感じる。統計的データなどは何も持ってないがこう思っている人は多くいると思う。そもそもこれのどこがクソなのか疑問に思う人がいるかもしれない。みな同じ問題を解くのだから平等性はもちろん保たれている。確かにそうだ。その点においては間違っていない。しかし、難易度の高低が大きいと戦略を立てづらい。例えば、2023年京大数学は典型問題が例年よりも比較的多く、数弱が取らなくてはいけないラインが高かったであろう。しかし2024年京大数学は前年とは裏腹に難しい問題が比較的多く数弱にとっては本当にきつかったであろう。このように数学は典型問題(みんなが取らなくてはいけない問題)がどれだけあるかでコスパはかなり変わってくる。こと今年に関して言えば、数学が難しかったので、数学を捨てて、他の教科をきっちり固めた人が受かりやすかった気がする。この難易度がしっかり調整されていれば、戦略、目標を立てやすくより努力が結果に現れやすくなると思う。

以上を踏まえて、もし自分が2浪するならどうするか?



そりゃ英語捨てて数学全完狙うに決まってるだろ🤩🤩




ってやると本当に3浪が見えるので、マジでやるなら(どんな難易度の問題でも)80〜100点を目標ラインに設定して(京医ならきつい)、他の教科で高得点を稼ぐという戦略を取るだろう。また、他の教科で稼げると数学で稼がなくていいというマインドになることができ、プレッシャーがかなり軽減されて良いパフォーマンスを引き出せると考える。いわゆる相乗効果だ。自分は1浪の時は(得意だと思っていた)数学に頼っていたのが不合格の一番の要因だ。オープンの数学の偏差値70は本物でない。偽りだ。これを肝に銘じる。


また京大にチャレンジするなら絶対に勝つ👊👊👊

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