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1.余命半年と言われた僕のこと。

最初に

闘病・命に関するコトに触れるのは、
すごくセンシティブで、語りづらいことだと分かってます。
症状も違えば、受け取り方も違います。
だから、全ての方の心に届くとは思ってません。
馬鹿なこと言ってるなぁ…と思われても、
少しでも心が軽くなってくれたらと思っています。

僕にとっても
闘病生活は、大変で辛いことでした。


ただ、心の変化と考え方の変化で
こんなにも気持ちも環境もかわるんだ、と言うコトを
体験しました。
その体験が僕を救ってくれました。

たった一人でもいい。
辛くて不安な中で、どうあがいていいか分からないと言う方のほんの少しの光になれたらと思っています。


まずは僕のこと

僕には妻と子供が3人。
長女と双子の男女。
大阪の北の方で美容室をしています。
大学の4年間の多感な時期を石川県で過ごしたので、
大阪のちゃきちゃき感は全くありませんが…。


あくせくと働く事と健康だけが取り柄で、
病気といったら風邪ぐらい。
今も20年ほど美容師をしてますが、
休んだ事は一度もありませんでした。
体は健康、大丈夫。

そんな慢心な気持ちが生んだ出来事だったのかも知れません。
今でも狐に摘まれてたんじゃないか?
夢だった?
そう思ってしまうくらいです。

5年経った今では、以前より体の調子は良いです。それは心と体のケアをするようになったからかも知れません。


ただ病気が分かってからの1年。
特に1ヶ月半は目まぐるしく、
色んな事が起こって、色んな事を経験して、
たくさんの方の愛情をいただき、今があります。
今では、家族と幸せな日々を過ごせています。


僕には命の恩人がいて、
病気が治った時に
その方が僕にこうおっしゃって下さりました。

「あなたが持ってる体験が、あなたがこれからの人生を謳歌することで、後に続く誰かのトンネルの光になるんです。

誰もが体調が良くなっていくと、
人は痛みを忘れ、また体を酷使し始めます。
それは、いけない事です。試されています。
もうお気づきですよね。

神様からのチャンスを無駄にしないでくださいね。」


生まれて初めて、我を忘れるくらい泣きました。
それまでの感謝と積み重なった思いが一度に出た感じ。

病院の先生からは、「奇跡だ」と言われました。
看護師さん達も、こんな回復を信じてなかったと
思います。もちろん家族も。

今、本当に言える事は
僕だけに起こった奇跡ではないと思います。
誰もに起こり得る奇跡だと思っています。



自分の為に忘れない為に
そして誰かの為に
書き留めたいという思いがあったのですが、
なかなか手を付けれなかった。
おこがましさもあって。


ただ、同じ辛い思いをされてる方に少しでも
光を与える事ができて、
また、みなさんが元ある場所に戻れるなら
僕の経験を糧にして欲しいと思うようになりました。

病気や治療はお医者様に任せるものかもしれません。
ただ、もし何かを変える事で
今の現状が変わるのなら
どうぞ僕の経験を何かの糧にしてください。

心から応援します。

2022.11.1

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