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気象予報士試験対策 学科 一般知識

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気象予報士試験対策 過去問 学科 一般知識

気象予報士試験対策 過去問 学科 一般知識

本日も、大気の鉛直方向に関する過去問を見ていきましょう。

今のところ計算問題がなく暗記勝負!のところから抑えていきましょう。

平成30年度第1回(第50回)問1
正誤問題でした。
(1)対流圏では、気温の平均的な鉛直分布は対流による熱輸送によりほぼ決まっている。❌
 👉対流圏の平均的な鉛直分布ですが、上空に向かって気温が低くなります。この時の高度上昇に伴う気温減率は約6.5℃/kmです。この

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気象予報士過去問対策 学科 一般知識 過去問 大気の構造

気象予報士過去問対策 学科 一般知識 過去問 大気の構造

大気の構造に関する過去問の解説です。

令和3年度第2回目(57回)問1
太字部分の正誤問題
中層大気1月の月平均の気温や等圧面高度などについての問題です。
(1)高度10〜20km付近では経度平均した気温が最も低いのは赤道付近である。❌
 👉対流圏界面から成層圏下部での現象についての問題でした。
  この領域では、年間を通じて赤道付近上空が最も気温が低くなります。

(2)高度20〜50km付

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気象予報士試験対策 学科 一般知識 大気に働く力

気象予報士試験対策 学科 一般知識 大気に働く力

この部門も毎回出題されています。計算力が必要な場合もあります。

🟢気圧傾度力
 気圧の高い方から小さい方に働く力を気圧傾度力と言います。
 等圧線の高い方から等圧線に垂直で低い方に働く力を言います。等圧線の間隔が込み入っているほど気圧傾度力は大きくなります。
 静力学平衡の時に習った式も使います。ある高度の空気塊は地球の重力によって下向きに力を受けますが、重力に逆らって気圧傾度力は上向きに働い

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