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ケファロニア島~その2~

みなさま、こんにちは。

先日、地元の水戸市で開催される黄門まつりに行ってきました!

黄門まつりでは、水戸駅前の道が歩行者天国になり、多くの屋台や近所の飲食店がお店を出しています。
地元の人々が山車をつくり、披露したり、踊りや小さい野外ライブなど多くの人が集まり盛り上がるお祭りです。

コロナ渦には開催が中止されたり、歩行者天国なしで開催されたりと、なんだかんだ私は4年ぶりに参加することができました。

毎回参加するときに飲むのは、「一品」!
一品は地元水戸市の日本酒ブランドで、お祭りのときには枡にいれて提供してくれます。
この枡の香りとすっきりとした日本酒が最高!

大満足の日でした^^

さて、今回も前回に引き続きケファロニア島について!

ケファロニア島には「ロボラ」という代表的な白ブドウ品種があります。

とっても繊細な品種で、果皮が薄く、病気にも弱いです。

華やかなアロマをもつ品種ではないですが、このブドウから丁寧にワインを生産すると酸がきれいで、ギュッと凝縮された果実味をもつワインができます。

高いきれいな酸味は品種由来の特徴の1つでもありますが、そこにミネラル感を与えているのは石灰岩の土壌だ、と生産者が教えてくれました。
たしかに、石灰岩質の土壌はクリスピーな酸味をもつ白ワインを生み出すのにとても重要、と世界的にも広く認識されています。

ケファロニア島はギリシャ西部に位置します。

これが意味することは、他の地域よりも降水量が多い、ということです。

昨年は特に雨が多く、湿度が上がり、ほどんどの畑にカビ病が蔓延してしまいました。

ブドウの葉がカビ病にかかると写真のような見た目になり、光合成がうまくできなくなります。
また、ブドウの実にかかると、写真のようになり、果汁を絞ることは不可能になってしまいます。

島のほとんどのブドウがこうなってしまうと、もはやワイン生産は絶望的になります。

私たちのサプライヤーであるジェンティリーニワイナリーのペトロスさんも、
「今年は生産できない、一年間丁寧に管理をしてきたのに、最後の最後でこうなってしまったのがとても悔しい」
と言っていました。

現在ノスティミアは2022年ヴィンテージの在庫がありますが、次回の入荷は目途がついていません。(商品はこちらからみれます)

個人的にはサントリーニ島と同等の品質のワインを生産していると思っているのですが、こういう産地に限って天候に恵まれず生産量が大幅に減少している気がします。。。T_T

夏にぴったりの味わいなので、無くなる前にゲットすることを強くおすすめします・・・!

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