入院生活 25日目

今日も気温の上がらない1日でしたが、日中は日が照っていたのでしばらくぼんやりすることができました。
夕方には雲が空を覆って冷え込んできたので、明日も寒い朝を迎えることになるでしょう。

冷えるといえば、今の部屋は扉を開けっぱなしにしている為か、暖房が動いていても朝方は寒さを感じます。
毛布が必要になるほどではないのですが、布団から出て寝ていると寒さで目が覚めてしまいます。
入口の扉を閉めれば良いのですが、4人部屋だと夜中にトイレに行くたびに扉を開けることになるので、開けっ放しの方が気を使わないで済みます。
この部屋に来てから扉が閉められたことがないのは、そういった暗黙の了解があるのかも知れません。
ここのところ寝つきが悪くトイレに行くことが多いので、気を使わずにトイレに行ける状態はありがたいです。

そういえば、他人の家に宿泊することはほとんどなくなりましたが、他所の家で夜中にトイレに行く時ほど気を使うことはありません。
寝静まった静かな廊下を、なるべく音を立てないように歩いてトイレに行くと、逆に怪しまれないかと思ったりと気になることばかりです。
慣れない家では寝つきも悪くなるので、なおさらトイレの回数が多くなります。
朝までトイレを我慢しようとすれば、さらに寝つきが悪くなり、我慢しきれず結局夜中のトイレに行くことになります。
また、学生の頃は旅先でフェリーを使ったり、安宿に泊まったりすることがほとんどで、そういう場所では広い部屋でごろ寝をすることが多く、寝静まった暗い部屋から寝ている人を蹴飛ばさないようにトイレに行くのも嫌なものでした。

今は他人に気を遣わないように、フェリーもカーテンで仕切られた2等客室が増え、夜行バスもカーテンで仕切られたものが多くなりました。
今一番気を使う乗り物は、長距離の海外行きの飛行機かも知れません。
通路から離れている窓際のような席だと、日本語が通じない寝ている隣の席の人に、片言の英語でよけてもらうよう頼まなければなりません。
ただ、それが嫌なことばかりでもなく、それをきっかけに話しをすることもあり、逆にそれが旅の面白さを増やしてくれることもあります。

今は旅をすることも少なくなりましたが、そういえば旅に出て旅先で出会った人と話す機会が減ったように思います。
それが最近の公共機関でプライベートが守られるような構造になったからなのか、ただ自分が歳をとって周りから話しかけられることがなくなっただけかわかりませんが・・・。
多分後者の方かな?

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