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許された火遊び

今日からお盆です。
ここの地区も、昨日あたりから里帰りで少し賑やかになっています。
お盆に入ってはいますが、午前中は台風で防除できなたった田んぼに薬を撒く動力噴霧器の音が、いろんな方向から聞こえていました。

お盆の田舎は昔ほどではありませんが、忙しい期間です。
お盆前は煮しめなどの料理を作るのですが、私が小学生の頃は具材の豆腐や蒟蒻から作っていたので大変忙しく、子供達は家にいることができず川で1日中遊んでいました。
川から帰るとお風呂を沸かすのですが、当時は薪で炊く五右衛門風呂だったので、お湯を沸かすための許された焚き火ができました。
田舎に帰ると子供達が火遊びをすると怒られましたが、例外的な許された焚き火がいくつかあり、その一つが毎日必要だった風呂焚きの焚き火でした。
他に、仏壇に線香をあげるときは喜ばれる火遊びで、火をつけたいためにたくさん線香をあげていたように思います。
あと、一番の楽しみだったのは、お盆の初日の迎え火と最終日の送り火でした。
薄暗くなった頃に松の木を割った細い薪に火をつけ、形は小さいですが本格的な焚き火の形に木を組んで焚くので、周囲の暗闇も加わりワクワクしたものです。
また、松の木を焚いた時に出る煙の匂いが好きで、今でも松明を焚くとついつい匂いを嗅いでしまいます。
今日は迎え火を焚きました。

松の木はよく燃えます。
煙の匂いがお盆を感じさせます。

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