私のお米づくり

本格的にお米を作りはじめて3年目、まだまだ失敗ばかり続いています。
本格的に作っていると、色々と試したくなってくることが出てきます。
今のところ無農薬、無肥料というやり方でやっていますが、収穫は当然慣行栽培の半分程度です。
除草がうまくできれば増えてくるでしょう。

無農薬に関しては、ドジョウやオタマジャクシなど生き物がたくさんいる田んぼにしたいので、これだけは譲れません。
目指すのは、10年ほど前までいたタガメという巨大昆虫の復活です。
この昆虫が生息する田んぼは、本当に生き物が豊富です。
今のところ、この昆虫が生きていくだけの生き物が今の田んぼにはいません。

除草剤に関しては、除草作業に失敗すると、除草剤を使えという周囲の声が辛いのですが、目に見える生き物に影響がなくても、細菌類のような微生物への影響があるだろうと思い、植物の根と共生している細菌のバランスは崩したくないので、除草剤も避けています。
微生物は生態系の根幹部分だと考えているので、早く除草技術を身につけたいところです。

無肥料に関しては、窒素過多による悪影響が出るくらいならまかないほうがいい、収量が減ってもそちらの方が美味しいお米ができる、という感じでやっていますが、今年は少し方向を変えるかもしれません。

そんなお米作りをしていますが、お米の収穫量よりもいろいろなお米を食べてみたい、という興味の方が強いので、現在いろいろな品種を栽培しています。
この地区は区画整備されていない小さな田んぼがあり、そんな田んぼを使っていろいろな品種を植えています。
今年はヒノヒカリというこの地域で一般的な品種、この地域で古くから栽培されてきている香り米、もち米、そして楽しみなのがエスニック料理に合う国内で改良されたインディカ米を栽培しています。

いろいろな品種を栽培すると色々と面倒なことがありますが、それぞれの品種の性格が違っていて、まだ穂が出ていない姿でもはっきりと違いが見てわかります。
何より収穫してご飯を炊いた時、それまでの苦労が消えてしまいます。

こちらの田植えは5月下旬から6月中旬なので、そろそろ田んぼに入っての除草作業は控えないといけません。
8月に入るまで、できるだけ草を取り除きたいところです。

植木鉢に植えて田んぼの脇に置いています。
かつては田んぼの草花だったのでしょうが、今は珍しい花になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?