二次の筆記対策とモチベーション維持

二次の専門筆記対策では、北大路書房の試験に出る心理学シリーズを使用していました。
予備校の教材が合わなかったからです。

おそらく3年生の年明け(2月頃?)少しずつ始め、本格的に勉強したのは一次筆記試験後でした。
一次の筆記試験を通らなければ意味がない、と考えていたためこのようになりましたが、さすがに遅すぎたと思いますし、勉強がすごく大変だったので前もって計画的に勉強することをおすすめします。

私が行っていた具体的な勉強方法は、”とにかく暗記”です。
(筆記試験に合格することにフォーカスしてこの方法を行っていましたが、心理学をきちんと身に着けるという観点では良くない方法だと思います。)
過去問の回答例を読み、キーワードや流れなどを把握し、それを何も見ずに回答できるまで何度もやり直しました。
実際は手書きなので対策中も筆記することがよいと思いますが、とにかく効率よく内容を暗記したかったので、私はパソコンで打っていました。


公務員試験対策は大体、1年前後を要します。長期戦です。
メンタル的に辛いこともあると思いますが、私の様子や行っていたことなどを紹介できたらと思います。

ずっと辛かったですが、私は4年の4月が特に辛かったです。
春休みが明け、筆記試験まで1カ月ほどとなり緊張感が高まります。
そして久しぶりに登校すると、一般就職の友人は第一志望から合格をもらっった、滑り止めの合格があるなどの話を聞きます。
私は友人の朗報を喜びたい気持ちと、焦りや不安、羨望の気持ちでいっぱいになりました。

しかしここで忘れないでほしいのは、「公務員志望、家裁志望で4月のうちに結果が出る人はいない」ということです。
試験日程的に、公務員は一般就職よりも後になっています。
早期選考などもありません。
受験のタイミングがこない限り、どんなに優秀な人でも家裁調査官にはされません。
したがって、4年生になっても合格がない、すなわち自分は置いて行かれてるんだ、劣っているんだと思う必要は全くないことを、辛くなったら思い出してほしいです。
来る日まで、そのとき自分ができることをひたすらに行うだけです。

以下はモチベーション維持のために行ってた工夫です。

勉強では、「できるようになったことに目を向けること」を大切にしていました。
わからない問題や難しい問題、何度も挑戦しているのに解けない問題をしていると、本当にイライラして勉強が嫌になります。
しかし小さなことでも自分の成長を実感できると、もう少しがんばってみようと前向きな気持ちが沸きます。
勉強時間の記録や、日・週・月ごとの勉強目標の設定・振り返りなども自分の進歩を感じられると思います。

息抜きは大切だと感じていたため、50分勉強し、10分休憩、というサイクルで勉強していました。
これだと長時間勉強しやすいと思ったのでおすすめです。
たった10分間でも休んだり、好きなことをすることでリフレッシュできます。
友人ともたまに会っていました。息抜き、切り替えは重要です。

説明会などに積極的に参加していました。業務内容を理解できることで面接対策などにもつながり、やりがいなどを聞くことで自分が働いている姿をイメージしたり、家裁調査官になりたいという自身の気持ちの再確認もできました。

そして結局一番大切なのは、「絶対に家裁調査官になりたい!」という気持ちです。
私が4年の4月頃に受けた模試はC判定で、合格圏内ではありませんでした。
しかしここまでの勉強や苦労を無駄にしたくない、そして絶対に家裁調査官になるんだ!という強い思いで勉強を続け、実際の試験では合格を頂くことができました。
一番の目標は本番で力を発揮することなので、その前の模試等でいい結果が出なくても気にしなくてよいです。


以下に追記したいことを3点記述します。

併願の有無は、もともと家裁一本でしたが不安になり、ひとつ公務員の中で併願をしました。
具体的には、家裁は専門科目が不要であるため、SPI方式で受験できるものを選びました。

勉強時間は、3年夏休み中は約6時間、夏休み後は多くて4時間で勉強できない日もありました。春休み中から一次筆記直前期は7.5時間ほどでした。

また面接カードの希望地理由に何を書けばよいか迷う方もいるかもしれませんが、特別な理由はなくてよいと思います。
私は「以前住んでいたため」、「帰省が行いやすいため」など書きました。
念のため、「以前参加した説明会が興味深かったため」なども書きましたが、理由については特に触れられませんでした。
したがって、がんばって理由を考えなくても大丈夫だと思います。

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