お客さんとの会話記
テーブルホップをやっていた頃、よくお客さんと話をしてました。
理由は…、
サボるためです。笑
1日平均で5テーブル位は回ってました。
もちろんもっと多い日もあります。
体力や集中力の温存も考え、お客さんとしゃべる様になりました。
会話の中で印象に残った物を書いておきます。
家族で来ていたお客さん
家族連れのお客さんでお母さんが「うちの子全然勉強しないんです」なんて言ってて、その小学生くらいの子供が「だって嫌いやねんもん」って言ってました。
僕が『コンビニに買い物行く時に、百円持って行くのと千円持って行くのとやったら どっちがいい?』って聞くと子供が「千円の方がいい」って答えました。
僕が『そうやんなぁ。千円あったら色んなん選べるけど、百円やったらそんなに選ばれへんもんなぁ。実は勉強も同じで、勉強して成績がいいと色んな学校を選べるけど、勉強してなくて成績が悪いと、行ける学校が少ししか選ばれへんねん。さっきのコンビニの話と一緒で、コンビニに持って行くお金は成績やと思ってみて。そうやって考えたら成績がいい方がいいやろ?』って言ったら子供が「そっか!」と笑顔で答えてくれました。
お母さんに「ありがとうございました」とお礼を言われました。
その後、その子が勉強したかどうかは知りませんが、話をしている時に子供の表情がハッと変わったので印象に残ってます。
戦争にいくのは男
お客さんが「なんで戦争に行くのって男の人なんやろ?別に女の人でもいいんちゃうかなぁって昔から思ってて…」なんて話になって、僕が「銃器が重いから力のある男の人の方がいいって言うのもあると思うし、生物で考えたら、もし地球上に女の人が一人になったら人類絶滅の危機になるけど、逆に地球上に男の人が一人になっても人類が絶滅する事は無いからじゃないかなぁ』って答えたら「あっ!そうか!」と納得してました。
その後に言ったのが「ハーレムやん!」って言ってて笑ってました。
勝ち組 負け組
女性のお客さんが暗い表情で「あの人は勝ち組やわ。あの人は負け組やわ」と何だかネガティブな事ばかり言って落ち込んでました。
僕が『例えば女の人がお医者さんと結婚しました。それはどうなん?』って聞いたらそのお客さんは「そりゃあ勝ち組やわ」って答えました。
僕が『その人が独立して高い医療機器をローンで買って病院を建てたけど、患者さんが来なくてローンが全然払えなかったら?』って聞いたら「負け組になる」って答えました。
そこで僕が『生きていたら良い事もあるし悪い事もある。勝ち組とか負け組とかの一時的な価値観にとらわれて考えてても仕方がないんじゃないかな。僕は人生はモザイク画みたいな物と思ってて、近くで見たら暗い部分=悪い事や明るい部分=良い事もあって、離れて見た時に1枚の絵になってたらそれでいいんじゃないかなって思ってる。白いキャンバスに光を描くにはどうしたらいいかって言うと、影を描く事なんよ。強い光を描こうって思ったら、凄く暗い部分を描く事で光が表現出来る。今が良くないのは、強い光の為と思って生きていく方が良くないですか?』って話をしたら、お客さんが「すご~い!そうですね!」と元気を取り戻しました。
今、こうやって考えたらマジックバーなので、手品だけしてる方が楽だった様な気がします。(^^;)
こんな感じで話をしていて、お客さんが成人した息子を連れて来たり、学校の先生集団が僕の話を聞きに来たりしてました。
長くなったので、その辺りの話はまたの機会にしたいと思います。
マジックバーは、来てくれたお客さんに楽しんでもらう方法の一つとして手品があるのであって、手品だけではないと思っているのは、僕の勝手な思い込みかも知れませんね。
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