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敢えて面倒な着物を日常に取り入れる程の利点って

着物に惹かれる

2023年、新年明けまして、おめでとうございます。

爽やかな朝ですね!
皆さんは初詣に行かれますか?

初詣で素敵な着物姿の男女を見かけると、つい魅入っちゃうんですよね。

見慣れた洋服と異なる衣類の纏い方、小物、まとめ上げた髪型、足さばき、全てが奇異で、全体が醸し出す雰囲気に独特の品のようなものを感じます。

私は大人になってから着物を意識するようになりました。

今では、日常の中で、隙あらば取り入れようとしています。

ってことで、今回は敢えて面倒な着物を日常に取り入れるほどの利点ってあるのかを考えてみました。

着物のイメージ

私の着物に対するイメージは、きっと多くの人と同じ。
繊細で素敵なんだけど、着衣の数の多さや崩れ補正が面倒、手入れが不便、歩きずらい、、
だから特別な時にだけ着付けして頂ければ良いもの、だった。

だから自ら進んで着回す日は一生来ないって思ってた。

お茶会でイメージ崩れる

会社員の新人時代、仕事上の良き先輩の一人で、あるプロジェクトリーダーを任されていた方がいた。
多部署が集まる打合せ中、議論が発散しそうになる度に場をまとめて冷静に軌道修正していく人で、場に飲まれないその落ち着きに私は憧れていた。
仕事の休み時間、何気無い会話の中で、その先輩が社会人茶道サークルで毎週末着物を着てお茶を点てていると教えてくれた。

落ち着いた先輩を作り上げている要因の一つに、「着物」というワードが結び付いた。
着物が急に身近に感じた瞬間だった。

その後、家族の知り合いだった茶道の家元の茶会に招待され、お点前披露を拝見する機会があった。
武家茶道ということもあるのか、キビキビとした所作がとっても恰好良かった。袖の扱いや裾さばきのこなれた美しさをみて、動きづらい面倒なイメージが刷新された。
着こなした先の粋なイメージが具体的になったからか、機会があれば自分でも着たいと思うようになった。

手軽に手に入るようになった着物

そして現在、ネットで手軽に、良心的な値段で手に入れることが出来るようになった。

普段着るなら、上質なものである必要なんてないから、自分の手の届く範囲内でも色々な着物を選択できると分かった。

そこで私はまずは浴衣から初めて、徐々に着物の着付けを覚えていくことにした。

手始めに、参拝時は着物で出かけてみた。

それから、サンケイリビング新聞社企画の着物を着て和文化を学ぶ「和ごころおもてなしプロジェクト」にも参加した。↓ ↓ 


こんなとこに自分、みーつけた (先生に直接ご指導いただいてる所)


自然の緑の中に着物は良く馴染んでる

着物の知識は乏しいし、着付けもまだまだ上手にできないけど、着付けしているときってなぜか楽しんでいる。

着物って一種のセラピー

着物を日常的に来ている人は圧倒的に少ない。
着物姿は存在感を放ち、適度に注目される。
日常の中で、上品な仮装をしているような状態。

着ている側もそれをわかっているからこそ、着付けの一連の面倒な工程って、異次元体験へ向かう変身過程になっているような気がする。

日常から離れたい、普段と異なる感覚を味わいたいっていうなら、着物は内側からも(着ている自分)、外側からも(周囲の目)与えてくれるから、おススメだと思う。
日常と離れた感覚は、脳にとっても心地良い。
つまり、着物っていうのは一種のセラピーになるような気がする。

最後に

敢えて面倒な着物を日常に取り入れるほどの利点って何か?
結論、
着物は、日常の中で取り入れられるセラピーの一種となりえるから。



皆様、今年も実りある素敵な一年となりますように。

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